高額
とあるラーメン屋さんが3000円のラーメンを販売すると、
庶民には食べられない!
などの苦情が殺到したそうです。
ホント、頭の悪い人が多いですね。
価格は自由
日本は共産主義国家では無いので、モノを自由な価格で売るコトができます。
コストを抑えた安い品を売るのもいいですし、高品質な品を高価格で売るのもいいんです。
例えば、トヨタには、安いクルマから高いクルマまで様々なクルマがあります。
当然ですが、高額なクルマほどコストがかけられ、性能が良くなります。
消費者はその様々な中から選択できますし、クルマを買わないと言う選択もできます。
自由なのです。
庶民に変えないから高級車を売るな、なんて話になると、高品質なクルマは無くなってしまいます。
ロールスロイスなんて、すべて高級車ですよ。
ターゲットは庶民じゃ無いからです。
何でもそうですが、品質を上げるにはコストがかかり、その分、販売価格も上がります。
ラーメンにもいろいろあります。
庶民向けの安いラーメンを提供する店。
高品質で高コストの高級ラーメンを売る店。
それは店の自由なのです。
ダイヤモンドなんて数千万円するモノも珍しくありません。
庶民が買えないからと言って高級ダイヤモンドをやめてしまうと、世の中には粗悪品ダイヤモンドしか出回らなくなりますね。
高級品が欲しい人は高級品を選択します。
安いのを求める人は低価格品を選択します。
逆の立場ならどうですか?
例えば、給料は人に支払うおカネです。
がんばって働いて給料が上がるとします。
でも、そんな高い給料は庶民の値段では無いから、と言って安い給料に抑えられてしまうのは変ですよね。
労働者と雇用者が合意すれば、高い給料を払うのは自由なのです。
法律によって特別に定められた以外、価格を決めるのは市場の自由なのです。
それとは別の話になりますが、これまでの日本は低価格に苦しめられた失われた30年です。
そのために給料が上がらない人も多く、生活に困窮したり、命を絶った人も少なくありません。
価格を抑えるコトは必ずどこかにしわ寄せが行きます。
どんどん価格が上がって、経済が活発化し、実質賃金が上昇して、苦しむ人が一人でも減る。
それがボクの願いです。
そんなボクの思いからすれば、高価格に文句を言う人はジャマです。
苦しむ人をそんなに増やしたいのでしょうか。