非天マザー by B-CHAN

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ハイテク自動車産業の難しさ

自動車は今では高度なエレクトロニクス機器

トヨタのリコール問題は、ある意味、世界を揺るがしています。
ボクは、トヨタの肩を全く持つわけでもなく、淡々と感想を書いてみます。
基本的に、工業製品を作るメーカーというのは、とても難しいビジネスであり、しかもその難易度は、上がっていくと思うんですね。
例えば、比較対象として、食品の場合。
食品は一度口に入ってしまえばそれで終わりです。
もちろん、食中毒のリスクはありますが、それは工場の衛生管理をきちんと行っていれば基本的には避けられる問題です。
また、薬品と違って、通常の食物を使っている限り、化学反応や混合による毒物の発生も起こらないです。
しかし、工業製品は違います。
購入した時点から、長期にわたって使用されます。長期間にわたって不具合なく安全に使用できることが求められます。
その中で、特に自動車は難易度が高いです。
まず、自動車は買い換えサイクルが長いです。
そして、他の工業製品よりも多い、数十万から数百万点にも及ぶ膨大な部品を正確に組み合わせ、あらゆるケースを想定して、それらが、「非常に」長期にわたって正常に作動することが求められます。屋外で使用するので、当然風雨にもさらされますし、温度変化も激しいです。
つまり、他の工業製品よりも過酷な条件で、膨大な部品点数で、しかも高い安全性で、さらに長期にわたって、それらを維持するクオリティが求められます。
その上、ハイテク化、エレクトロニクス化が進み、さらに複雑になる一方です。
昔の自動車はおおざっぱに言えば、台車にステアリングと座席を付けただけのようなモノでした。しかし今は最先端のハイテク製品です。
あの、世界のトヨタがこれだけの窮地に追い込まれ、そして、もちろんリコールはトヨタだけではなく他メーカーでも頻発しています。
これは、決してメーカーの怠惰だけでは無い気がするんですね。
非常に難易度の高いハイテク自動車という工業製品作りに、人類の技術がまだ追いついていないんじゃないかと。
特に先進的な技術を搭載する自動車メーカーほど、そのハードルは非常に高く、リスクにさらされやすいんじゃないか、そんなふうに考えます。