読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

非天マザー by B-CHAN

iPhoneの使い方、IT、金融、経済、不動産、保険、ビジネス、音楽、映画、ニュース、自己啓発などを語ります。

国内の携帯電話マーケット

iPhone 携帯電話

携帯電話の国内メーカーは過去の成功に囚われた


どうも、Twitterでつぶやいてばかりでブログの更新をサボってました。
なんだかんだと、いろんな友達の生活やら悩みやら面白話を語り合う日々が続いて、ブログ心にあらず状態でした。
ひさしぶりに書きますね。
日本国内の携帯電話マーケットについて。
今日、ニュースで読みましたが、10月も機種別ランキングでiPhone 4が1位だったそうです。
それに加え、初めてAppleがメーカー別の1位にもなったそうです。
つまり、今までは携帯電話の機種としては他のどの機種よりもiPhoneが売れていたんですが、その勢いはさらに増しているということです。
だって、AppleってiPhoneしか出していないんですよ。メーカー別で1位ということは、他のメーカー、例えばシャープなんかはドコモやソフトバンク向けにすごくたくさんの機種を出していますが、その全機種を足してもiPhoneひとつに及ばない、ということです。
あと、携帯電話全体の販売比率のうちスマートフォンの比率が初めて3割を超えたそうです。
つまり、この10月は10台のうち3台がスマートフォン。
もちろん過去20年近くに渡る積み上げがあるので、まだまだ普通のケータイのほうがたくさん存在しますが、スマートフォンがどんどん増加し、普通のケータイがどんどん減っている現状、いずれ逆転する日が来るわけです。
そんなふうに巨大化しつつあるスマートフォンのマーケットではApple、HTC、Sony Ericsson、SAMSUNG、DELL、BlackBerryなどの海外製品が大半です。
ここへ来てやっと、シャープや東芝などが存在感を見せ始めました。
しかしよく考えてみましょう。
これまでは国内の携帯電話マーケットはほぼ国産メーカーの独壇場でした。スマートフォンがほとんどない状態の話です。
ところが、そのマーケットの3割をいまやスマートフォンが占め、しかもさらに拡大中です。
そしてそのスマートフォンマーケットの大半を海外メーカーが占めています。
すなわち、国産メーカーは残りの7割に押しやられているわけです。
この7割は今後も縮小していくので、国産メーカーとしてはスマートフォンマーケットに進出しなければジリ貧です。
しかし、考えてみれば、国産メーカーに取ってみたら、スマートフォンマーケットに進出したところで、取られたシェアを取り返すだけで、決して拡大ではないんですね。もともと10の大きさだったものが7まで小さくなり、それを8まで戻せるか9まで戻せるか、という話です。
ご存知のとおり、国産メーカーのケータイというのはガラパゴスと呼ばれる特殊性のため、世界マーケットではまったく売れていません。ほとんどゼロです。
いっぽうの海外メーカーはもともと海外で大きなシェアを持っています。それに加えて、さらに日本のマーケットでもシェアを拡大しているわけです。
つまり規模の経済で言えば、海外メーカーが圧倒的に有利なわけです。
Appleで言えば、日本も含めた世界中の巨大マーケットで単一仕様です。つまり同じ設計、金型で数千万台製造できるわけです。
いっぽうの国産メーカーは5機種から10機種くらい作っています。しかも国内マーケットのみです。10機種作ったら、10機種分の設計、金型、製造ライン、マニュアル、流通コスト、店頭販売コストなどがかかります。しかも売れてもせいぜい1機種あたり数万台から数十万台、ヒット機種で100万台です。
その上、国産ケータイはハードウェアが多機能過ぎます。海外メーカーのスマートフォンには無い機能が、ハードとして実装されています。
ただでさえ規模のメリットがないのに、ハード的に多機能過ぎて製造コストが跳ね上がるわけです。
もちろん機種ごとに搭載OSやアプリもカスタマイズする必要があります。
こんなふうに、国産ケータイは圧倒的に高コストなわけです。
逆に言えば、iPhoneは圧倒的に安く作れるわけです。
実際、ソフトバンクはiPhoneを無料でばらまいています。それをやってもソフトバンクもAppleも過去最高の営業利益をたたき出しています。つまり、それくらいiPhoneは安く作れるということです。
最近、国産メーカーがスマートフォンに進出し始めているわけですが、残念ながらハードウェア多実装の方向へ走って差別化をはかろうとしているようです。
もちろんハードウェアでしか実現できないことはそれでいいんですが、ソフトウェアや他のハードで実現できることでも、わざわざ余計なハードを実装するのは結局、みんなの首を締めることになると思うんですよね。
だって余計なハードを実装してコストが上がれば、買う方も高い金額を支払う必要がありますし、売る方も利益が減りますし。
10個の機能を実現するために10個のハードウェアを実装するケータイと、10個の機能を実現するために5個のハードウェアを実装するケータイ、どっちがいいですか?


以前書いたエントリーをもう一度貼っておきます。


出来るだけハードの実装を減らす(普通のケータイとiPhoneの思想の違い)
iPhone 4予約受付中止と実質ゼロ円の戦略