非天マザー by B-CHAN

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ラーメンとつけ麺と油そば

数をこなすことが経験になる


ご存知のとおり、ボクはラーメン食べ歩きが趣味です。
職業評論家の大崎裕史さんのように年間1000杯を食べるようなことはありませんが、100杯以上は食べています。
そして、単に100杯食べることよりも100軒のお店の新規開拓をすることに重きを置いています。
このブログでも常々言ってるように、人生は経験なんですよね。
せっかく生まれてきた人生、24時間365日は平等に与えられています。
自分の境遇が許す範囲の中でできるだけ行動し、できるだけ経験をする。
もちろんたくさん行動するわけですから失敗もたくさん経験します。でもそれが大切なんです。
本をたくさん読む人は何かを成し遂げた多くの偉人たちの言葉をたくさん知っていると思います。
そんないろんな偉人たちがみんな口をそろえて言う言葉、それが、
「失敗を経験しないことが最大の失敗である。」
なんですね。
最近は景気が悪いせいか、多くの学生が大企業や公務員を志望します。
たしかにそこは安定しているでしょう。
でも、だからこそ、苦労や逆境を経験することはほとんどありません。
「いや、大企業だって仕事は大変だぞ!」
と言いたい人もいるでしょう。わかりますよ。ボクも大企業経験者ですから。
でもそれは、しょせんは大企業の中の苦労であって、単に仕事がしんどい、それだけのことです。
恵まれた環境で、毎月きちんと給料がもらえる、そんな前提の中の話にすぎません。大企業も期によっては赤字になることはあります。それでも従業員の給料がゼロになることはありません。なぜならそのリスクは企業側が取ってくれているからです。
大企業や公務員はそれくらい甘い環境で暮らしているわけです。
なので、ボクは大企業を辞めました。
楽で安全な暮らしができる代わりに、無能に終わるからです。
大企業で出世して自分はすごいと思っている皆さん。単なる思い違いですよ。井の中の蛙というヤツです。
零細企業やベンチャーを経験すればよくわかります。そういった環境では、どれだけ仕事ができるかなんて相対的には重要ではありません。そんなのは当たり前のことですから。それよりも「どれだけ業績アップさせられるか」が求められます。
日本の多くの人達が大企業や公務員を志望し、楽で安全な暮らしを希望している、そのため、能力が上がらない、なので外国にどんどん追い越されていく。以前にもそんなことを書いたかも知れません。
これがこの国が沈んでいく現実なんですね。
まあ、この話は他にもあるので、いずれ書くことにして話を戻しますが、ラーメン屋を巡ることもリスクとの戦いです。
確かに行き慣れたおいしいラーメン屋に行っておけば、間違いなく美味しいラーメンを楽しめますし失敗もありません。
でも逆に、いろんなラーメンを経験しないことで味の優劣もわからなくなるんですよね。
たくさんのラーメン屋を訪れるともちろんおいしさで劣る店にも遭遇します。
しかし、「味の違い」という経験値を手に入れることになります。100軒200軒と訪問していくうちに、だんだん経験値が積もり、おいしい店の共通点とか特徴がわかってくるようになるんですね。
おいしくない店でも、その場で店の人に「おいしくない」という勇気もありませんし、そんな無粋なこともしません。
今はインターネットという便利なものがありますから、ボクはそれを使っています。インターネットなら、その場で口頭で伝えるのと違って時間が経過しても残りますし、他の人の目に晒す事にもなります。
おそらくお店の経営者もインターネットでの評判を見ているでしょう。味の好みそのものは個人的なものですから、他人の評価に左右される必要はまったくありません。
ただ一方でお店というのは経営です。おいしいと思う人達が多いお店と少ないお店、当然前者を目指す必要があります。
そんなときにユーザーの評価というのはすごく大事になります。
ただ、数軒しか行ったこと無いユーザーばかりだと、もしかしたらたまたまおいしいと感じただけかもしれません。
おいしいと感じたのならそれで良いでは無いか、と思う人もいるでしょう。しかし、ラーメン屋はたくさんあります。
絶対的な評価ももちろん必要ですが、相対的な評価も必要なんです。
例えば100店満点で90点という高得点のお店なら、絶対評価としては問題ないでしょう。でも、その近くに98点のお店ができたら?やはり多くのユーザーは98点の方に流れてしまいます。
90点のお店の味しか知らないユーザーばかりなら、そのまま現状維持となります。しかし90点も98点も両方の味を知っているユーザーが増えてくると当然98点の方にユーザーが流れますから、90点のお店も経営のためにさらに高みを目指すでしょう。
その結果、90点から95点、98点と上がっていくかも知れません。
そうなればユーザーにとってみればおいしいお店が増えることになり、お店にとってもユーザーを取り戻すことになります。
そうやって改善されるのもやはりユーザーが1店だけにとどまるのではなく、いろんなお店を回って比較した結果だと思います。回った結果、中にはおいしさに劣る店を経験するという「失敗」もあったでしょう。しかし、そういう店もきちんとそう評価することで味の改善をするかもしれません。
そうやってだんだん評価の低い店が減っていくわけです。まさに「失敗」という経験が自分だけではなく全体にも活かされるわけです。
知識をたくさん積んで、経験もたくさん積んで、失敗を自分や他人のために活かす。
そんな人生をオススメします。
みなさんも毎日、家でボーッとテレビを見るのをやめて、本を読みませんか?新しい人と交流しませんか?住む場所を変えてみませんか?安全地帯から飛び出てみませんか?
そういう人が増えればきっと世の中は良くなりますし、何よりも自分自身が充実しますよ。人から頼られるようになりますから。
ラーメンの話にしようと思ったのに話が変わってしまったので、また書きます。

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