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非天マザー by B-CHAN

iPhoneの使い方、IT、金融、経済、不動産、保険、ビジネス、音楽、映画、ニュース、自己啓発などを語ります。

少年によるネットへの犯罪予告書き込みの前後と確率論

ニュース つぶやき

確率論

昨日、こういうニュースがありました。


ネットで通り魔予告 少年逮捕 - NHKニュース

今月6日、「新宿駅のバスターミナルで通り魔事件を起こす」とインターネット掲示板に書き込んで、予告された11日の夜に向けてバス会社に警戒態勢をとらせたとして、横浜市の15歳の少年が威力業務妨害の疑いで逮捕されました。


少年の書き込みはネット上で話題になってうわさが広がり、バス会社では翌日の7日から予告された11日の夜にかけて警戒態勢をとって、社員にターミナルの周辺の警戒に当たらせたほか、11日の夜は警察官80人も新宿駅周辺に出て警戒に当たりました。


2011年2月12日記事より

Twitterでも、この件に関して、事前及び事後にたくさんのツイートが書きこまれましたね。
ボクもほぼリアルタイムで見ていました。
ま、人命に関わる事件が起こらなかったことは、めでたしめでたしですが、ボクが不思議に思ったのが、
「これでもう安心だね」
と言った趣旨の書き込みがずいぶん多かったことです。
確率論の話になるんですが、このネットへの書き込み前と、書きこんでから逮捕されるまでと、逮捕後とで、犯罪の発生確率はまったく変わっていないと思うんですね。ですから、「もう安心」では無いと。
まず、この少年に関しては、書き込んだことで事件を起こす確率が上がったわけではありません。
なぜなら、事件を起こすという行動に関しては、ネットに書きこんでも書き込まなくても可能だからです。
ネットに書き込んだ場合で、事件を起こす確率は50%、事件を起こさない確率も50%です。
逆に、ネットに書き込ま無かった場合、つまり予告無しのケースですが、その場合でも、事件を起こす確率と起こさない確率は半々です。
ネットに書き込んだことによって世の中が騒いだという影響はありましたが、そもそも、この少年が事件を起こしたか起こさなかったかは二者択一だったわけで、そういう意味では書き込み前であっても書込み後であっても同じ確率で事件が起こっていた可能性があるわけです。
書き込みそのものは事件の発生確率を変えたわけではなく、単に世間の人が認知するトリガーになったにすぎません。
そして、この少年は書き込みはしたものの事件を起こさなかったわけで、その人物を逮捕したことによる安全率が変わったわけでもありません。逮捕前も事件無し、逮捕後も事件無しです。(威力業務妨害という事件は起こしましたが)
結局、この少年に関しては事件前から事件後まで、事件発生率は何ら変わっていません。世間の人の認知が不確定から確定に変わりましたが、それは事件発生率と関係ありません。
では、もう安心でしょうか?
ここで見落としてはいけないのは、殺傷事件を起こすのはこの少年だけではないということです。
もちろんあってはならないことですが、歴史が物語るように、100%絶対に殺傷事件が起こらないというタイミングなんてものはどこにもありません。
つまり、今回の少年の一連の行動とはまったく無関係に、どこかの誰かが事件を起こす可能性があったわけですし、これからもあります。
極端に言えば、少年が逮捕されて、多くの人が「もう安心だね」と言っている最中に起こる可能性すらあるわけです。

  • ネットへの書き込みがあった

  • 何も起こらなかった

  • 少年逮捕

  • もう安心

ではないわけです。
世の中では常に犯罪が起こる可能性があるわけで、それと並行してたまたまネット書き込み事件があったにすぎません。
ですので、今後も同様の確率で起こりうる犯罪に気をつけて街歩きをする必要が本当はあります。
一般の人々は日常的にそんなことを気にしていては生活できませんから突如起こる事件を防ぐことは非常に難しいのです。
残念ながら、それが現実です。
ボクは、日常から、突き落とされないように駅のホームの端には絶対に立ちませんし、ビルの看板の落下があるかも知れないので、常に建物から距離をとって歩くか、近づくときは上方に気をつけています。
歩道を歩いていても、運転手がたまたま運転ミスをして歩道に突っ込んでくるかもしれないと考えて、自動車にはいつも気をつけています。
そんな神経質なボクが異常なんでしょうね。
だから、今回の事件もこうやって確率論であえて冷静に考えてみたわけです。