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Twitterがわからない初心者のための入門教室 その25 リツイートと返信と引用

リツイートの使い分け

前回は東日本の大震災に対応するために臨時の記事を書きました。今回は「その23」の続きです。
まずはいつものように、これまでの記事まとめページを貼っておきます。ずいぶん増えましたね。


Twitterがわからない初心者のための入門教室まとめ記事 - 非天マザー by B-CHAN


これまで、公式リツイートと非公式リツイートという言葉を使ってきました。
そして、そもそも非公式リツイートというのは、その名の通り、Twitterの機能でも何でもなくて、ユーザーの間で勝手に広まったルールに過ぎないという事も書いてきました。
当然、非公式リツイートという名前そのものも人によってバラバラだったりします。
リツイートというのはそもそも誰かのツイートを別のユーザーに広めたいという時に使いますよね。
例えば、Aさんの「UFOを見た。」という発言をボクがリツイートしたい場合。やり方は2つ。
公式リツイートなら、ボクが公式リツイートボタンを押すだけ。
これで「UFOを見た。」がそのまま拡散されます。ボクのフォロワーが「UFOを見た。」を読むことができます。
さらにボクのフォロワーは、「UFOを見た。」の元の発言者がAさんであることも知ることができます。Twitterのサーバーにもボクのリツイートには元の発言者がAさんという記録もきちんと保存されます。証拠のようなものですね。
もう一つのやり方は非公式リツイート。
ボクが、
「RT @Aさんのユーザー名:UFOをみた。」と書くことです。これはTwitter公式サイトでは直接はできませんから、元の発言をコピー&ペーストするなどして手作業で書く必要があります。
いっぽう、多くのTwitterアプリでは、非公式リツイートのボタンがありますから、それを押せば、
「RT @Aさんのユーザー名:UFOをみた。」と入力されますから、あとは発信するだけです。
この場合は、ボクが「RT @Aさんのユーザー名:UFOをみた。」という書式のツイートをつぶやいただけに過ぎませんから、もちろんボクのフォロワーは元の発言が本当にAさんかどうかは確かめられません。
「『RT @Aさんのユーザー名:』が入ってるからAさんの発言だとわかるじゃないか!」と言いたくなりますよね。でも、その部分をボクが改変していないという証拠はありません。
つまり、誰かの発言を拡散させるという意味でリツイートを使うなら、公式リツイートを使う方が信頼性が高いわけです。
しかも、もしAさん自身がその発言を取り消した場合には、その発言の公式リツイートも自動的に取り消されます。
Twitterにそういう機能があるからです。
よって多くの人に拡散してしまっても、元の人が過ちに気づいて取り消せば拡散は防ぐことができます。
非公式リツイートは単なる普通のツイートですから、拡散した後で取り消しても元の発言が消えるだけで、非公式リツイートは消えませんし拡散し続けます。
ここからも非公式リツイートはTwitterの機能ではなく、単なるユーザー間で広まった書式のルールに過ぎないことがわかります。
しかし非公式リツイートの書式は大変よく使われています。
それは誰かの発言を拡散するという目的ではなく、会話において、直前の発言を引用するという目的においてです。
例えば、Aさん(ユーザー名=@USER_AAAAA)とBさん(ユーザー名=@USER_BBBBB)がやりとりするとして、次の会話を見てください。
Aさん「きのう、UFOを見たよ。」
Bさん「本当?」
Aさん「うん、学校の上空を飛んでいた。」
Bさん「見たかったなあ。」
こういう会話のやりとりがTwitterで行われたとします。これをAさんをフォローしていなくてBさんだけをフォローしているCさんが見たら、
Bさん「本当?」
Bさん「見たかったなあ。」
だけが見えるので、何の話をしているのか不明です。
そこで引用を使うわけです。
非公式リツイートの書式を使って同じ会話をしてみましょう。
Aさん「きのう、UFOを見たよ。」
Bさん「本当? RT @USER_AAAAA: きのう、UFOを見たよ。」
Aさん「うん、学校の上空を飛んでいた。 RT @USER_BBBBB: 本当? RT @USER_AAAAA: きのう、UFOを見たよ。」
Bさん「見たかったなあ。 RT @USER_AAAAA: うん、学校の上空を飛んでいた。 RT @USER_BBBBB: 本当? RT @USER_AAAAA: きのう、UFOを見たよ。」
わかりますか?
こんなふうに前の発言を引用して、それに対して返信する形で書いていけば、BさんだけをフォローしているCさんが見ても、
Bさん「本当? RT @USER_AAAAA: きのう、UFOを見たよ。」
Bさん「見たかったなあ。 RT @USER_AAAAA: うん、学校の上空を飛んでいた。 RT @USER_BBBBB: 本当? RT @USER_AAAAA: きのう、UFOを見たよ。」
という風に、BさんがAさんとUFOの話をしているのがわかります。
なので、Cさんが、
「私も見たことあるよ。 RT @USER_BBBBB: 見たかったなあ。 RT @USER_AAAAA: うん、学校の上空を飛んでいた。 RT @USER_BBBBB: 本当? RT @USER_AAAAA: きのう、UFOを見たよ。」
という風に会話に飛び入り参加できたりもします。
このCさんの発言は文中に、@USER_AAAAAも@USER_BBBBBも含んでいますから、AさんにもBさんにも届きます。
またAさんBさん自身にとっても、前の発言が引用されていれば、どの発言に対する返信なのかがわかりやすいというメリットもありますね。
RTというのはリツイート(ReTweet)の事ですから、確かに前の発言をもう一度書くという意味では、RTを使うのも間違いではありませんし、実際、この書式が一般的に使われています。
このTwitter入門でもこれまでそう書いてきました。
しかし、本来のリツイート(元の発言を拡散する)と混同しやすいですので、RTではなくQTを使うこともあります。
QTとはQuote(引用する)という意味ですから、本当は上記のような会話のキャッチボールならQTの方が意味としてはふさわしいです。
QTを使うなら、「私も見たことあるよ。 QT @USER_BBBBB: 見たかったなあ。 QT @USER_AAAAA: うん、学校の上空を飛んでいた。 QT @USER_BBBBB: 本当? QT @USER_AAAAA: きのう、UFOを見たよ。」
となります。
これだけなら、単にRTという単語をQTに置き換えただけですよね。
しかし、Twitterでの会話という意味においてはこれだけでは問題もあるんですよ。「その23」の最後でも同じ事を書きましたね。
実際には引用返信のQTと非公式リツイートのRTとは根本的に意味が違っていて、それはTwitterの機能として実装されています。
今回、それを書こうと思ったんですが、長くなりましたので次回に回します。
ごめんなさい。そして、お楽しみに。