勘定よりも感動
たとえ自分が損をしても、その分、他の人が得であれば、そういう役回りを引き受けるのも立派。
先日、とある友人が愚痴ったんですよ。
会社の飲み会があったんだけど、会社の組織の都合上、一人だけ会社の事務所で留守番をする必要があって、その役をその友人がやったそうです。
翌日、飲み会参加者はすごく楽しそうで、その友人は悔しかったらしいです。
なのでボクは言いました。
君が一人で損した分、君以外のみんなが幸せになれたんだから、君の役割は立派だと。
もちろん、全員が損して誰も得しないような事はする必要はありませんし、損な役回りが生活を脅かすような事もする必要はありません。
例えば、あなたが全財産を他人に配って他人を助ける代わりにあなたが飢え死にする、そんな事はしなくていいです。
でも、先ほどの友人の役回りのような事は、引き受けた人間がきっと評価される。
別に飲み会だけの事ではなく、せっかく生きてるんだから、目先のプラスを取るのではなく、目先のマイナスを取って人々の心に残る役割をした方が人生の形跡は残ります。
もちろん強い精神力が必要ですが、自分自身を大いに鍛える事ができます。
おかげでボクも手元の財産なんて残っていませんが、人生の財産として助けてくれる人が残りました。
勘定よりも感動！
