視野の広さはかならず役に立つ
ボクはこのブログで、これまでになんども、たくさんの経験を積みましょう、たくさんの失敗を経験しましょう、広い視野を持ちましょうと言ってきました。
経験の少ない人は能力も低いままであるだけではなく、他人の気持ちも理解できないんですよね。
極端な例で言えば、それまで死刑とか飲酒運転について関心の無かった人たちが、いざ自分の家族などが殺されたりすると、それ以降、真剣に死刑を求めたり、飲酒運転の撲滅のために積極的に活動するようになります。
ボクも大震災の経験者であり、上場企業倒産から失業の経験者でもあるので、被災者や失業者の恐るべき苦しみを身を以て感じています。
他の人の気持ちがわからない人だらけの国と、他の人の気持ちがわかる人だらけの国、どちらが良い国でしょうか。
言うまでも無く後者ですし、もし前者のような国なら恐ろしいことになります。
そういう意味で、とにかく幅広くいろんな事を経験し、広い視野を持つ人物が増えることを願います。
ボクは、自分の意思で、大企業、ベンチャー企業、外資系企業、零細企業、スタートアップしたばかりの企業、個人事業主と経験してきていますし、転勤では無く、自分の意思で30歳を超えてから関西から東京へ移り住んできました。
一カ所にとどまっていては経験も視野も狭くなるからです。
おかげで、同じ長さの人生を送ってきているのに、自分の友人知人にもたくさん視野の狭い人、経験が少ないと思える人たちもいますし、これは嫌みでは無く、世の中を良くするための提言として、そういった人たちはもっと広く動いて欲しいなあと思っているわけです。
嫌みで書くだけなら意味は無いですし時間の無駄です。
視野の狭さは固定概念や硬直した頭を生み、そこから矛盾が生まれます。
サッカー日本代表の本田選手。
彼は頭を金髪にしています。
それを見た、とある訳知り顔のスポーツ選手が言いました。
「日本人なんだから黒髪にして欲しいなあ」
それを聞いてボクは思いました。
「あなた、日本人なのに洋服を着て洋食も食べ、洋式トイレを使ってるでしょ？」
視野の狭い人は、こういう矛盾を生み、自己都合で発言してしまうわけですね。
前にも書きましたが、物事も人物も、上っ面では無く、中身で判断することが大事なのに、それができない人が多いんですね。
政治家を批判する人はたくさんいますが、国民も、そういう面を改めないといけないですね。
関連記事
スティーブ･ジョブズ（Steve Jobs）氏がAppleのCEOを退任したことで熱狂的Appleファンの人たちはどう動く？
