非天マザー by B-CHAN

iPhoneの使い方、IT、ビジネス、金融、経済、不動産、保険、音楽、映画、ニュース、自己啓発その他。

iPhone4Sの発表を見て、将来のスマートフォンに求めるものが確信できた

高機能と高性能は違う


iPhone4Sの発表を見てどう思いましたか?
おそらく!おそらく多くの人はがっかりしたでしょうね。
なぜならハードウェアとして革新的なものは何も無かったからです。
iPhoneはいつも、既存の技術の寄せ集めであって、iPhone自体は技術的には革新的では無いとは良く言われます。
それはそのとおりなんですよね。
とはいえ、他のスマートフォンに先駆けてジャイロセンサーを搭載したりRetinaディスプレイと呼ばれる非常に高解像度の液晶画面を搭載して、新しい使い方を提案してきたのも事実です。
ユーザーにとって大事なのはどんな技術が搭載されているかよりも、何が出来るかの方が大事です。
iPhoneが革新的だったのは技術では無く、ユーザーがいろんなことを新しくできるようになったことでした。
それまで、他のスマートフォンや携帯電話の地図アプリを使っていた人は、iPhoneの高速回転スクロールする地図アプリに驚いたと思います。
操作性にしても、マルチタッチや慣性の働くスクロールなど、これまでの常識を打ち破る使いやすさを実現しました。
iPhoneが登場する前の携帯電話の世界と登場した後の携帯電話の世界が大きく変わったのはご存じの通り。
今では、多くのケータイやスマートフォンがiPhoneに影響を受けて、そっくりな画面や操作性になってしまいました。
こうやってiPhoneの登場によって、多くの人がスマートフォンを使うという文化が定着したわけですが、それによって生活パターンも変わりました。
例えば、Gmailなどをパソコンで見なくてもスマートフォンで読めるようになり、時計、天気予報やニュース、ゲーム、読書、映画、音楽、動画、地図、時刻表、路線検索、カメラ、録音、語学学習、ショッピングのポイント、グルメ検索、辞書、チャット他、いろんなことが一台でできるようになりました。
この最大のメリットは、いろんな機械や道具や書籍を持ち歩く必要が無くなったと言うことです。
1台で何でもこなしてくれます。
ではデメリットは何でしょうか。
それは1台を使う時間と場面が増えてしまったことによるリスクです。
一つ目のリスク増加はバッテリーに関してです。
今までは時計は時計に、読書は本に、ゲームはゲーム機に、カメラはカメラに、と役割分担させていたのが1台で行えるようになったことにより、すべての役割を1台のスマートフォンのバッテリーでまかなう必要があると言うことです。当然、バッテリーは早く減ります。
もう一つのリスクは使う環境の増加です。
例えスマートフォンをばインターネットに使うだけなら、それ以外の時はバッグの中にでもしまっておけば良いんですが、いろんなことに使うようなことになると、しまっておく時間がとても短く、手に持っている時間が長くなります。となると、当然、風雨にさらされるリスクや落下リスクが増えるわけです。
何を言いたいか、わかるでしょうか。
そうです。
将来のスマートフォンに望むのは、まず何よりも使用可能時間の増加。そのために必要なのはバッテリー容量の増加と消費電力の減少です。
そして次は、防水性と落下耐性です。
確かに機能として、オサイフケータイのような便利な物ももちろん欲しいですが、すべての便利な機能もバッテリーが切れたら停止しますし、水に濡れたり落としたりして壊れればそれまでです。
止まってしまえば、すべての機能が使えなくなる。これが1台に集中させることのリスクです。
なので、使用可能時間の増加と防水と落下耐性、この3つに最大限のテクノロジーを投入してもらえたら嬉しいです。
そして、この3つが実は最も難しいことだと思っています。