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非天マザー by B-CHAN

iPhoneの使い方、IT、金融、経済、不動産、保険、ビジネス、音楽、映画、ニュース、自己啓発などを語ります。

SoftBankのプラチナバンドのもう一つのメリットについて確認したい

iPhone

高速通信

7月25日です。
今日からSoftBankのプラチナバンドが始まります。
これまで、DoCoMoやauが持っていたプラチナバンドをついにSoftBankも始めるわけです。
SoftBankの電波はつながりにくいという話は有名ですが、その原因は大きく2つありました。

  • 電波の性質が悪い
  • 設備投資が貧弱

前者は、これまでSoftBankは2.1GHzおよび1.5GHzの電波を持っていて、特にiPhoneでは2.1GHzしか使えませんので、不利な状況でした。
今回のプラチナバンド(900MHz)開始によって電波の性質そのものは改善されます。
後者は、SoftBankが携帯電話に参入したいきさつとも関係あると思われます。
元々SoftBankは携帯電話会社を新規で作ったわけでは無く、ご存じの通りVodafoneの日本法人を買収した形でスタートしました。
この時の買収手法はレバレッジドバイアウト(LBO)という手法でした。
これは将来のキャッシュフローを担保に資金調達をするというものです。
一般的な借り入れは現在の資産価値を担保とします。
例えば1億円を借りるのなら、1億5千万円くらいの価値がある土地などを担保設定するわけです。
そうしておけば、仮に返済が滞っても、債権者は土地を差し押さえて売却すれば回収が可能なわけですね。
しかしLBOは将来のキャッシュフロー(現金収入)が担保です。
将来の事業によって入ってくるおカネが担保と言うことです。
つまり現時点の資産に対してはるかに大きな借り入れが可能で、これがSoftBankを携帯業界へ参入させた金融手法です。
企業経営をしたことがある人ならわかりますが、資金調達というのは企業にとって最大の影響事です。
推測ですが、総資産に対する債務比率が大きいうちは、事業の資金使途(まさに設備投資など)が債権者(金融機関)によってがんじがらめに制限されていて、さすがの孫さんでも自由が利かなかったと思われます。
債権者にしてみれば、とにかく早期に回収するのが目的ですから、設備投資をするよりも、とにかく利益をあげろ!という事だったと思われます。
企業のファイナンスの力関係は金融機関が主導権が握っていますから、おそらく孫さんも、世間からの「電波が悪い!」という声を聞きつつ、なんとかグッとこらえて、債務比率が落ちるのを待っていたはずです。
電波が悪いのはプラチナバンドでは無いから、という言い訳をせざるを得なかったんですね。
そして現在、SoftBankの債務比率は大幅に低下し、債権者の影響力も大幅に落ちたはずです。
つまり、これまでは、不利な電波を割り当てられ、債権者にがんじがらめに縛られ、という二重苦にじっと耐え、なんとか他社よりも安い料金設定で契約者を獲得し、この日を待っていたはずです。
今日からは、プラチナバンドが使えます。またこれまでと違って設備投資をする裁量もあるはずです。
今日からプラチナバンドが始まったからと言って、いきなり全国的に改善するわけではありません。
開始当初はプラチナバンドに対応する基地局は全体の3%にすぎず、2016年にかけて増やしていくようです。
これまではプラチナバンドが使えず、資金使途も縛られていた、という理由で言い訳ができましたが、これからはそういうわけにはいきません。
とは言え、これまでの電波が悪いと言われるSoftBankとは明らかに状況は良くなるわけで、これまでが電波が悪かったから、これからも悪い、というのは間違いです。
少なくとも同等かそれ以上にはなります。
ところで、タイトルに書いた、SoftBankのプラチナバンドのもう一つのメリットとは何でしょうか?
これまでは、iPhone4Sでは下りの通信速度の理論値がSoftBank版は14.4Mbps、au版は3.1Mbpsで、SoftBank版の方が速度面で有利でした。
これがプラチナバンドではさらに向上し、21Mbpsになります。
つまりSoftBank版iPhone4Sのユーザーはプラチナバンドエリア内であれば、さらに高速通信できる可能性があるわけです。
プラチナバンドのメリットである、

  • 電波がより遠くへ届く
  • 電波が障害物の向こうへ回り込む

に加わるもう一つのメリットだと思います。
ただしSoftBankのWebサイトを見ても、この件については明確に書かれていません。
幸いにもボクの生活圏では、だいたい3Mbps前後出ていることが多いので、この時点でもau版の速度を上回っているんですが、本日以降、それが向上するかどうかを確かめてみたいですね。
なお、自分のいる場所がプラチナバンドの圏内かどうかをiPhoneで確認する方法を書いておきます。
「電話」アプリを起動。

*3001#12345#*

と入力。
*3001#12345#*



Field Testアプリが起動するので、「UMTS Cell Environment」→「UMTS RR Info」を順にタップ。
するとこんな画面になります。
FieldTest


上記の、「Downlink Frequency」の欄を見て下さい。
この数値が、
2937〜3088の間ならプラチナバンド(900MHz)
10562〜10838の間なら従来周波数(2.1GHz)
です。
上記の画像なら、10788なので、まだ従来周波数ですね。
自分が今いる場所がプラチナバンドかどうか、プラチナバンドなら、どれくらい速度が向上しているかを確認してみて下さい。
速度計測アプリはこちら。

RBB TODAY SPEED TEST

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  • IID,Inc.
  • ユーティリティ
  • 無料

Speedtest.net Mobile Speed Test

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  • Ookla
  • ユーティリティ
  • 無料

ちなみに、今朝はまだボクの自宅では従来周波数のままですが、速度的には4GHz近く出ています。
これはau版では不可能なんですよね。
速度計測


こんなふうに、SoftBankと言えども、圏内なら結構速いんですよねえ。
なので、とにかくSoftBankは繋がりやすさに力を入れて欲しいものです。
先日のInstagramのオフ会で鎌倉に行ったときに、多くの場所で圏外だったのには驚きました。
鎌倉ってそんなに郊外でも無いんですけどねえ。
プラチナバンド開始によって解消されていることを祈ります。
まあ、次期iPhoneではLTEが導入されるでしょうから、今のDoCoMo、au、SoftBankの関係もガラッと変わるんでしょうけど、まだまだ進化の楽しみは多いですね。


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