非天マザー by B-CHAN

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iPhoneで撮影した斜めの電車の怪

走る電車を撮影すると斜めになる


ツイッターやInstagramにはアップしたんですが、ブログにも向いてそうなので書いておきます。
まずはこの写真をご覧あれ。
iPhone4Sで撮影した京王井の頭線の急行電車です。
斜めに写った電車


電車が左から右方向へ通過中に撮影しました。
ずいぶん斜めにゆがんでいますよね。
これは写真に何か加工をしたわけではありません。
実はiPhoneを始め、多くのデジカメに使われている撮像素子、CMOSに原因があります。
撮像素子には以前はCCDがよく使われていましたが、最近は低消費電力に向いているCMOSが使われることが多くなりました。
このCMOS、ご存じの通り何百万という画素でできています。
すべてのCMOSが全く同じというわけでは無いんですが、おおざっぱに言うと、画素の処理を上から下に向けて順番に順番に行うと思ってください。
一番上の行からスタートして1行ずつ処理をして最後に一番下の行の処理を終わります。
画面全体をまとめて処理するわけでは無いんです。
これをローリングシャッターと言います。
当然、わずかながら一番上の処理と一番下の処理とではタイムラグがあります。
上記の井の頭線の写真では、電車は走っている状態なので、一番上の画素の処理をしてから一番下の画素の処理をするまでの間に、電車は右方向に進んでしまっています。
なので、写真の下になればなるほど、電車は右に移動した状態で写っているわけです。
同じような理由が原因で起こる有名な映像としては、走っている自動車のタイヤが逆回転しているように見える現象がありますね。
YouTubeでも非常に面白いローリングシャッターによる動画がアップロードされていますので貼っておきますね。



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