読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

非天マザー by B-CHAN

iPhoneの使い方、IT、金融、経済、不動産、保険、ビジネス、音楽、映画、ニュース、自己啓発などを語ります。

Apple(アップル)とSamsung(サムスン)の判決で、iPhoneユーザーのボクがマズイと思った事

iPhone Android

どんな世界でも独占的支配はユーザーの不利益になる


まずは、前回の記事を読んでください。


Apple(アップル)とSamsung(サムスン)に限らず世の中パクリだらけ


先日のイギリスでの判決は、
「Galaxy(Samsungのスマホ)はiPhoneのように格好良くないからパクリでは無い!」
と言った趣旨でした。
これはこれで面白いですね。
で、それを頭に入れて、今回のアメリカでの判決を見てみます。
アメリカではSamsungがAppleをパクったことが認定されました。
さっきのイギリスの判決を思い出せば、今回のアメリカの判決は、
「GalaxyはiPhoneのパクリ。つまりGalaxyはiPhoneのようにカッコイイ!」
とも受け止められうるということです。
カッコイイかどうかは主観的なモノなので個人個人の判断に任せますが、論理的には上記の流れだとそうなってしまいますね。
SamsungがAppleに支払う賠償額は10億ドル。これは3倍程度に膨らむ可能性があるそうですが、直近の四半期だけで59億ドルの営業利益を上げているSamsungにしてみれば、そんなにダメージは大きくない気がします。
一方、販売差し止め対象機種が8機種ほどありますが、どれも旧機種ばかり。最新の大ヒット機種であるGalaxyS3シリーズは含まれていません。
これもSamsungにとってはダメージは小さい事を意味します。
操作性に関する特許侵害にも触れられているので、これについてはAndroid陣営には打撃になるかも知れません。
iPhoneのあの非常に優れた操作性がAndroidで採用できなくなる可能性があるからです。
となると、極端に言えばAndroidは不便なモノしか出せなくなり、Appleの大勝利となるかも知れません。
前回も書きましたが、ボクはiPhoneユーザーなので、Appleの独り勝ちになるのはとてもマズイんですよね。
しばしば書いていますが、どこかの企業が独占的にマーケットを支配して力を持ってしまう事は、ユーザーにとっては不利益です。
経済学的に言えば社会的便益にとって死荷重が発生します。
パソコンのOSの世界ではMicrosoftのWindowsが9割のシェアを取り独り勝ち状態です。
その結果、Windowsは長年に渡り、非常に高価格なOSとなっています。
たいした価格じゃないよ!
と言う人もいるでしょうが、Microsoftが独り勝ちで無ければ、Windowsの価格はもっと下がります。
スマホの世界で、もしAppleが独り勝ちになれば、そのしわ寄せはAppleユーザーにやって来ます。
Apple信者の人たちは喜んでAppleに高いおカネを払うのかも知れませんが、便利なモノを安く使いたいボクのような合理的ユーザー(大多数の人がそうです)はそれは望んでいません。
Appleの独り勝ちもAndroid(Google)の独り勝ちも避けて欲しいところです。
各社が激しく競争して、技術がどんどん発展しつつ、適正価格でしのぎを削ってユーザーに便益をもたらす構造になってもらいたいものです。


独占企業がなぜ高価格を維持するのかについては、「ミクロ経済学」の「利潤最大化行動」の「独占」について書物を読まれる事をオススメします。
Webサイトなら、こういったページがわかりやすいですね。


独占企業は利潤を最大にするためにどのような行動をとるのでしょうか……政策分析のためのミクロ経済学


関連記事
国は税金で動いている(高速道路の無料化はなぜダメなのか)