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非天マザー by B-CHAN

iPhoneの使い方、IT、金融、経済、不動産、保険、ビジネス、音楽、映画、ニュース、自己啓発などを語ります。

電子書籍はこうなって欲しいという話

ビジネス スマートフォン タブレット

Appleとそれ以外の会社と英語

明日の夜(日本時間9月13日未明)はいよいよ新型iPhoneの発表(たぶん)ですね。
今の巨大なAppleは特殊な会社で、スティーブ・ジョブズは新技術を発明したわけでは無く、既存技術を組み合わせて、多くの人が知らなかった新しい利便性と体験を提案し、結果、世の中の多くの人に受け入れられるという仕組み作りとプレゼンの天才でした。
世の中の多くの会社は顧客の声を聞いて取り入れる事で良い製品を作り出していきますが、AppleはApple側から提案して顧客が受け入れてきたという珍しい会社です。
しかもかつてのMacのように一部の人々に熱狂的に受け入れられる会社から、今では世の中の多くの人たちに受け入れられる、つまり信者だけの会社から、信者以外のユーザーの方が圧倒的に多い会社になりました。
Appleの巨大な利益や各国のGDPや従業員や株主などへの貢献度を考えれば、他の会社もAppleのようになれれば理想的ですが、Appleのような、もっと言えば、スティーブ・ジョブズがいるAppleのような会社は例外的で、Appleのように世界的大ヒットをいくつも飛ばすのは至難の業です。
なので、多くの会社は大ヒットを祈りつつ、やはりユーザーのフィードバックをしっかり聞いて、製品作りに励むのが王道だと思います。
Appleにしても、新しい提案はするものの、ちゃんとユーザーからのフィードバックを集めていて製品に取り入れている点では一般企業と同じかそれ以上です。
良いか悪いかの話は別にして、日本の人口は確実に減っていくわけですから、日本メーカーが生き残るためには日本国内のユーザーよりも世界のユーザーの声を聞いた方が良いわけです。
それでも日本人のニーズに耳を傾けて日本の国とともに縮小していくのか、それとも世界に目を向けて生き残っていくのか。
企業の方向性はそこで決まります。
楽天という会社が社内で英語を必須にして話題になりましたが、あれは試験勉強をして英語の試験で高い点数を取りなさいというつまらない話ではありません。
あきらかに世界市場に目を向けて成長する確固たる信念が見て取れます。当然ながら、日本語しか理解できなければ外国でのビジネスはうまく行きません。
日本語しかできない社員はすなわち稼ぐ能力がないことを意味しているわけで、稼げない人に給料は払えません。
当たり前の事ですが300万円しか稼げない社員に500万円の給料を払えば倒産します。
以前書きましたが、単に試験で高い点を取るのが目的になると、こういう間違いが起こります。


TOEICは良い点を取るために受けるのではありません(目的と手段を間違えないように)


高い点を取りたいのなら、「簡単な試験」を受ければ良いわけですが、「簡単な試験」で高い点を取ったからと言って、その人の英語力が高いわけではありません。
当たり前ですよね。
TOEICは高い点を取る事が目的なのでは無く、測定するのが目的です。
つまり、モノサシです。
だからみんなと同じモノサシを使わないと意味が無いわけです。
今貼った記事はボクの友達の事例なので、その後、この意味に気付いて自己を省みてくれていれば嬉しいですが。
上記の間違いが起こるのも、無難に過ごしてさえいれば給料を毎月もらえる大企業のサラリーマンという楽な立場にいるからです。
事業のリスクを自分で背負ってる人たちなら、試験の点数では無く、本当に生きるために必死で英語を勉強しますよ。
英語を身に付けるか付けないかは個人の自由ですが、事実上の世界共通語と言える英語が使えないと言う事は、必然的に縮小していく国内マーケットでしか仕事ができないという意味で合って、会社よりも何よりも自分自身が不利なわけですね。
繰り返しますが、どんなに太っ腹な経営者でも稼ぎ以上に給料を払えば倒産します。
これも読んでみてください。


正規社員も解雇できるようにすれば良いことだらけ


さて、話が逸れましたが電子書籍について。

電子書籍のデメリット

紙の書籍は実物を手に入れる事で成り立ちます。
しかし電子書籍は一般的には書店から権利を買います。
Aという電子書籍を紀伊國屋書店から買えば、紀伊國屋書店アプリを起動してAのファイルをダウンロードして読む事ができます。
Aのファイルをいったん削除しても権利は持ったままなので、再度ダウンロードして読む事ができます。半永久に無くなりません。
紙の書籍なら実物を捨ててしまえば終わりです。同じ本を読みたい場合は再度購入する必要があります。
この点は電子書籍の勝ちですが、その代わり、紀伊國屋書店で買った電子書籍は他の書店のアプリでは読む事ができません。
通常は問題にならないんですが、問題になる場面が2つほど想定されます。
一つは、その書店が倒産などで廃業したとき。
もう一つは、その書店がそのサービスをやめてしまったときです。
例えば、紀伊國屋書店で100冊の電子書籍を買ったとします。
100冊分のデータがすべて端末(iPhoneなど)に入っていれば読めますが、入ってなければダウンロードしなければなりません。
読む電子書籍だけをダウンロードすれば良いというのは電子書籍のメリットですが、もし紀伊國屋書店が廃業したり電子書籍サービスをやめてしまっていれば、ダウンロードできません。
つまり100冊分の電子書籍は捨てたも同然です。
紙の書籍なら、買った書店が倒産しようが出版社が倒産しようが、実物が手元にあれば読む事ができます。
この違いが電子書籍の一つのデメリットです。
もう一つ、ボクが実際に電子書籍を読んでいて感じるデメリットは、複数の書籍を併用しにくい点です。
例えば、紙の書籍で、地理の教科書を開きながら、すぐ横に地図帳を開いておくという使い方。
あるいは、参考書と問題集を並べて開いておく使い方。
これは電子書籍ではやりにくいです。
PDFのようなファイルならパソコンでウインドウをいくつか開いて並べておけますが、現行型のスマホやタブレットでは不可能に近いですし、さっき書いたようなアプリ内で読むタイプの電子書籍ならパソコンでも併用は難しいです。
これを解決する方法は無きにしもあらず。
スマートフォンやiPadクラスのタブレットでは難しいですが、KindleやKoboの下位モデルのような、いや、もっと安い電子書籍端末が登場する事です。
とにかくゲームとかSNSとかの余計な機能はできるだけ省いて、読書だけに特化した端末が5000円以下で登場すれば、一人で2台3台と所有して複数の書籍を併用できます。
もちろん電子書籍のメリットである、「何冊所有してもかさばらない、重くならない」という点は無くなりますが、1台の重量が200グラムを切る端末であれば、ある程度は許容できると思います。
端末の台数が増えれば、懸念されるのはケーブルの本数ですが、当然、通信は無線、充電もケーブルでは無く無接点充電、この二つを満たしていれば、端末が何台増えてもケーブルは1本も必要ありません。
現時点では技術的にもう一歩届きませんが、そんなに遠くない将来に実現できそうな気がしますし、期待して待っています。


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