非天マザー by B-CHAN

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auからSoftBankへ移る人よりもSoftBankからauに移る人の方が圧倒的に多くなると考える理由

潜在的なMNPユーザー数は絶対的なユーザー数に比例する


大げさなタイトルを付けましたが、説明は実は簡単です。
auとSoftBankのiPhone5のサービスには若干の差があるのはこれまでに書いたとおりです。
その差を抜きにしても簡単に説明できます。
母数の差です。
SoftBankは過去数年にわたってiPhoneを販売し続けてきたのに対し、auはまだ1年。
しかもその1年も販売台数でSoftBankがリードしてきました。
なので、現時点では、iPhoneユーザーはSoftBankがずっと多いです。
さらにauのユーザーは基本的には全員、まだ2年縛りの期間内です。
また、iPhoneユーザーは比較的満足度が高いので、買い換えの際も他機種では無くiPhoneの新機種に乗り換える割合が多いと思われます。
これらを考えると新しいiPhone5に買い換えようと考えるユーザーはauよりもSoftBankの方が圧倒的に多くなります。
もしMNPをしようと考えるユーザーの比率が両社ともに同じ、例えば10%だとしても、母数の大きなSoftBankの方が絶対数が大きくなります。
仮に、

  • SoftBankの買い換え意思のあるiPhoneユーザーが1万人なら、10%は1000人。
  • auの買い換え意思のあるiPhoneユーザーが1000人なら、10%は100人。

両社の料金プランを調べてもらえばわかりますが、両社ともにMNPで他社から来たユーザーを非常に優遇しています。
簡単に言えば、料金面だけを見れば、SoftBankのユーザーはauに乗り換えるとお得ですし、auのユーザーはSoftBankに乗り換えるとお得です。
両社がMNPに対して優遇してると言う事は、MNPを考えているユーザーの絶対数(比率では無いですよ)が多いキャリア、つまりSoftBankの方が流出が大きいということです。
両社のMNP流出比率が同じ10%だとしても、母数の多いSoftBankからの流出がはるかに多いという理論ですね。
実際には、流出比率は異なるでしょうし、両社のサービスの差も影響しますから、数値は異なってきますが、絶対的な数値は上記のように考えられるというお話しでした。


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