非天マザー by B-CHAN

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iPhone4SからiPhone5に機種変更して変わった事シリーズ その2 auに変えるとこんな絶大なメリットが

まずは公衆無線LANのお話

ボクはいつも書いているように、どこの会社のファンでもありません。


どこかの企業のファンになることは損という考え方


auが勝とうがSoftBankが勝とうがどうでも良く、その時その時で自分にメリットが大きい方のキャリアを使うだけの事です。
これまでSoftBankでiPhoneを使っていましたが、今回のiPhone5ではauに変えました。
その理由はいくつかあるんですが、別にauだけが優れているのでは無く、auにも長所と短所があり、SoftBankにも長所と短所があります。
なので、かなり悩みました。悩んだ末で、いくつかの点でauに変えるメリットがあったのでauにしたわけです。
もちろんauにしたことでデメリットもたくさん出てきたんですが、それもいずれ書いていきます。
今回は、電波とか料金と言った、良く話題にされる両社の比較以外のauのメリットのひとつを書きます。
これはボクがauに変える決め手のひとつとなりました。
それは公衆無線LANのことです。
もう知っている人も多いと思いますが、SoftBankもauもdocomoも街中のいろんな店や駅などに無線LANスポットを置いています。
スマートフォンの爆発的な普及で携帯電話のネットワークが交通渋滞状態になっているため、店などでは携帯電話回線では無く、無線LANに繋いでもらうことによって、少しでも混雑を緩和させようという携帯電話キャリアの作戦です。
なので、自社の携帯電話を契約している人はほとんどが無料で自社の公衆無線LANを利用できるようになっています。
例えばSoftBankであれば、SoftBankのiPhoneを使っているユーザーは無料で全国のSoftBankの公衆無線LANを利用できます。
有名なところではスターバックスやマクドナルドで使えるわけです。


よく考えるとおかしい

しかし、よーく考えてみてください。
本来はどこでも繋がるはずの携帯電話なので、公衆無線LANなんていらないはずです。
携帯電話回線の混雑を回避したり、電波が届かなかったりする屋内でもネットが使えるようにするために、やむを得ず公衆無線LANを提供しているだけです。
はっきりいって、ユーザーにしてみれば、携帯電話回線か公衆無線LAN、どっちにつないでもできることは何も増えません。
公衆無線LANにつなげたとしても、肝心の携帯電話回線が圏外なら、ネットこそ使えるものの、電話を掛ける事も受ける事もできません。
なので、
「全国に数十万箇所の無線LANスポット設置!」
なんてのは携帯電話キャリアの都合であって、ユーザーにとっては本質的にはありがたくも何とも無いわけです。


テザリングができる条件

例えばiPhone5を使っている人が携帯電話回線の代わりに公衆無線LANに繋いでも何のメリットもありません。
iPhone5になってauが始めた(SoftBankもやります)テザリングについて考えてみましょう。
テザリングってのは、iPhone5は電話回線に繋がった状態で、さらにiPhone5から無線LAN電波を発射してノートパソコンなどを繋ぐというものです。
これによって、屋外や外出先の店でもノートパソコンでネットが使えるということになるわけです。
こんな感じです。


携帯電波→→→iPhone5→→→無線LAN(テザリング)→→→ノートパソコン(ネット使える)


iPhone5が携帯電波の圏内にいれば、ノートパソコンでネットができるというわけですね。
もし、携帯の電波が圏外であれば、iPhone5自体がネットに繋がってないため、いくらiPhone5とノートパソコンを繋いでもノートパソコンでネットはできません。当然ですね。
こんな感じです。


携帯電波が圏外→→→iPhone5→→→無線LAN→→→ノートパソコン(ネットできない)


では仮に、携帯の電波が圏外のお店で、公衆無線LANが使えたらどうでしょうか?
その場合は次の様になります。auでもSoftBankでも同じです。


公衆無線LAN→→→iPhone5→→→テザリング不可→→→ノートパソコン(ネットできない)


うーん、残念!iPhone5自身が携帯の電波を受信してないとテザリングはできないので、ノートパソコンでネットは使えません。
ただしiPhone5自身は公衆無線LANに繋がってるので、iPhone5でネットは使えます。
結局、外出先でノートパソコンでネットをやりたければ、iPhone5が携帯の電波の圏内にいる必要があります。


そこでauは考えた

さて、ここからがauのメリットです。
別にiPhone5の為に実施したわけではなく、以前からあるんですが、実はauの携帯電話ユーザーは、その携帯電話自身以外に、もう1台だけ、auの公衆無線LANを使えるのです。
これはとてつもなく大きなメリットです。
こんな感じです。


公衆無線LAN→→→ノートパソコン(ネット使える)


すごいですね!
もはやiPhone5を持ち歩く必要すらありません。
ノートパソコンだけをauの公衆無線LANが使えるカフェなどに持ち込めば、それだけでネットが使えます。
ノートパソコンを直接公衆無線LANに繋げられるので、こうなると携帯の電波が圏外かどうかは関係ありません。
これのもうひとつのメリットがあります。
iPhone5のテザリングを使わずにノートパソコンでネットが使えるわけですから、iPhone5のバッテリーの減りに影響しません。
さらにメリットがあります。
もしテザリングでノートパソコンを繋いで、がんがんネットを使えば、パケット使用量が飛躍的に増えてしまって、すぐに7GBに到達するかもしれません。
ご存じだと思いますが、auでは通信量が7GBに達した月は、月末まで、つらい通信速度規制が行われてしまうのです。
しかし、上記のようにノートパソコンを公衆無線LANに直接繋いでしまえばiPhone5は使わないので、通信量も気にする必要はありません。


なぜ宣伝しない

正直言って、auもSoftBankもiPhone5を使っている限り、料金や電波は大差ないです。
auは広告でLTEの全国化を謳っていますが、iPhone5は2GHzのLTEにしか対応しないので、エリアは今のところとても狭いです。
これまで繋がりにくいと言われてきたSoftBankと同じ2GHzなんです。
プラチナバンドではありません。
実際、ボクもauのiPhone5を持って都内をぐるっと回って計測してきました。
その結果はあらためて記事を書きますが、特段すばらしいとは感じませんでした。
電波の面では現時点ではauでもSoftBankでもどちらを選んでも体感的に大して違いは感じないでしょう。
しかし、今回書いた、もう一台の機器で無料で公衆無線LANが使えるというのはauの絶大なメリットだと思います。
あれだけ悩んだボクがこれを知ったことが、auに変える最後の決め手となったんです。
ぶっちゃけ、SoftBankと大差無い電波とか料金を大々的に宣伝するよりも、


公衆無線LANが手持ちの機器でもう一台使える!


と大きく宣伝した方が、インパクトあると思いますよ。
実際、この記事も、某カフェで書いてアップしてるんですが、iPhone5使わずにMacBook Airだけで書いてますから。
こちらのページからWindowsやMac用のアプリをダウンロードしてセットするだけです。


利用方法 | au Wi-Fi SPOT | au


auのWi-Fi


知らなかったauユーザーの皆さん、ぜひ使ってみてください。iPhone5に限らず、auのケータイならOKのようです。
あと、SoftBankさーん、この点は負けてますよ〜。
今からでも遅くないので、ぜひ追随しましょうよ!


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