非天マザー by B-CHAN

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Googleユーザー必読!2段階認証をオンにして安全性アップ 中編

前回のおさらい



前回までで、Googleの2段階認証を有効にする方法を学びました。

Googleユーザー必読!2段階認証をオンにして安全性アップ 前編


軽くおさらいしておくと、

  • 誰かがあなたのGoogleのアカウントとパスワードを盗んでログインしようとしても、
  • さらにコードの入力が必要で、
  • しかもそのコードはあなたのiPhoneにしか送られず、
  • その上、コードは時間とともに変化するので、あとで使う事はできない。
  • メアドとパスワードとコードの3つが同時に必要なので、現実的に他人があなたのGoogleアカウントにログインするのはほぼ不可能。

と言うことです。


もしiPhoneが壊れたり紛失したら



で、考えてみると、あなたのiPhoneが無くなったり壊れたりするとマズイですよね。
コードを見ることができなくなるので、信頼できるパソコンが無ければ、あなた自身が自分のGoogleアカウントにログインできなくなります。
その対策をしておきましょう。
まず、前回の記事を参考に、パソコンからGoogleのアカウント画面にログインし、「セキュリティ」→「2段階認証プロセス『編集』」と進んでください。
次の画面になります。
前回の記事の最後の画面と同じです(黄色い囲みの注意書きが消えただけ)ので、前回の最後の画面を開いたままの人はそのままでいいです。
2段階認証プロセス設定画面


対策その1 もう1台の電話機を登録しておく



考え方は簡単で、iPhoneが1台だけだと、それを無くしたり壊れたりしたときにコードが受け取れないので、もう一台、別の電話機を登録しておきましょうという事です。
「電話番号を追加」をクリックしてください。
次の画面になります。
別の電話番号


前回の記事でキャリアメールを登録した画面と同じですね。
国の欄を日本にしてください。
「コードを受け取る方法」として、

  • テキスト メッセージを送信
  • 音声通話

のどちらかが選べます。
前回、キャリアメールを登録しましたが、それは楽だからです。
音声通話の方を選んでもいいんですが、そうするとコードは音声で聞く事になるので毎回電話がかかってきます。
面倒ですよね。
でも今回は1台目のiPhone(やAndroidスマホやガラケー)を無くした場合の対策です。
もしあなたが2台目のケータイを持っていて、1台目とは違うキャリアメールアドレスを使えるのなら、今回も「テキストメッセージを送信」を選んで良いでしょう。
1台目のケータイが使えないときには2台目の方にコードを送ることができます。
でも、ケータイを1台しか持ってない人も多いはずです。
そんな人は、2台目として「テキストメッセージを送信」を選んでもメアドを入力できないので、「音声通話」を選びましょう。
ここでは自宅の固定電話の電話番号を入れておくのが良いと思います。
そうすると、1台目のケータイが使えないときには2台目の電話番号に電話がかかってきてコードを教えてくれます。
試しに、「携帯端末のテスト」をクリックして「コードを送信」ボタンを押してみてください。
登録した電話番号に電話がかかってくるはずです。
録音メッセージなので気軽に試してみてください。
終わったら、「保存」ボタンを押します。
固定電話も持っていなくて、トータルでケータイ1台しか持ってない人はこの方法も使えないことになりますね。
その対策はあとで書きます。


対策その2 電波圏外の時はアプリを使う



では、1台目は使えるけれど電波が圏外の時はどうでしょうか?
当然、コードは着信できません。
そこで、コードを着信する代わりに、その場でコードを作り出してしまうスマホアプリがあります。
これはiPhone用とAndroid用とBrackBerry用しか無いので、その他のスマホやガラケーでは使えません。
このアプリを自分のiPhoneやAndroidスマホにインストールして登録してしまえば、アプリがコードを作成してくれます。
なので、電波が圏外でも大丈夫ということです。
インストールするには、再びアカウント画面のセキュリティの2段階認証プロセス編集画面に行って、モバイルアプリケーション欄の該当機種のリンクをクリックします。
モバイルアプリケーション


ボクはiPhoneユーザーなのでiPhoneをクリックします。
二次元バーコードが表示されますよね。
二次元バーコード


iPhoneのApp Storeを起動して、Google Authenticatorで検索して該当アプリをiPhoneにインストールしてください。
インストールしてアプリを起動したら「+」ボタンをタップします。
「トークンを追加」画面で「時間ベース」ボタンを押してから、「バーコードをスキャン」ボタンをタップします。
アプリ登録


カメラが起動するので、さっきのパソコン画面の二次元バーコードを写してください。
これで完了です。
今後はこのアプリを起動するたびに6桁のコードを作ってくれます。
そのコードを二次元バーコードの下の欄に入力して「確認」ボタンをクリックしてください。
これで登録できました。「保存」ボタンを押します。
このアプリは30秒の時間制限付きで、iPhoneの画面の左上にタイマーが付いていますよね。
コード生成画面


Googleにログインするときにはメアド、パスワード、そしてこの6桁のパスワードを入力します。
30秒がすぎたら、新しく表示された6桁のコードを入力してください。
このアプリがあれば、携帯の電波が圏外でもコードを作成できるというわけです。
Googleの2段階認証の設定画面を再び見ると、コードを受け取る方法がモバイルアプリケーションに変わりました。
変更後の2段階認証の設定画面


この状態だと、キャリアメールにコードは届かないので、アプリでコードを生成してください。
「バックアップ用の電話」の欄に最初のキャリアメールが表示されているのがわかると思います。
つまり、コードを受け取る方法がキャリアメールでの着信からアプリでの生成に変更されたわけです。
キャリアメールでの着信は予備に回ったと言うことです。


対策その3 電話機がすべて使えないときの為の予備コード



さて、1台目のiPhoneが壊れ、2台目の電話も持っていない場合はどうすればいいでしょうか。
そんな人は、印刷用バックアップコードを使います。
「バックアップコードを表示」をクリックしてください。
バックアップコードを表示


印刷用コード


印刷用のコードが10個表示されます。
これを実際に印刷して財布などに入れておけば、電話機がすべて壊れたときでも、このコードが使えます。
もちろん1つのコードは1回キリです。
すべて使ってしまえば、この画面でまた新しく10個のコードを作れます。
ボクの場合は、紙を財布に入れておくのも面倒なので、実際に紙に印刷せずに、この画面のスクリーンショットを取って、その画像をEvernoteに保存しています。
とりあえず、ここまでがコードを手に入れる方法でした。
おさらいすると、6桁コードを手に入れるには、


  • iPhone(やスマホやガラケー)のキャリアメールか音声通話で受け取る
  • もしくはコード作成アプリを使う←iPhone、Androidスマホ、BrackBerryのみ
  • 2台目の電話機で受け取る←1台目の電話が使えなくて、かつ、2台目の電話を持っている人
  • 印刷用コードを使う←すべての電話やアプリが使えなくなったとき



長くなりましたね。
最後に、もうひとつ、とても重要な事が残っています。
これを次回の記事にします。
必ず読んでください。

Googleユーザー必読!2段階認証をオンにして安全性アップ 後編