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非天マザー by B-CHAN

iPhoneの使い方、IT、金融、経済、不動産、保険、ビジネス、音楽、映画、ニュース、自己啓発などを語ります。

2013年1月の携帯電話3社の契約数増減とMNPを図に描いてみた

携帯電話 ニュース ビジネス

2013年1月の携帯電話3社の契約数増減

2013年1月の携帯電話各社の純増数が発表されました。



ドコモ、1月の携帯契約数がマイナスに逆戻り 迫られる打開策 - Yahoo!ニュースBUSINESS



純増

  1. SoftBank…241,600
  2. au…167,500
  3. docomo…マイナス12,900

MNP

  1. au…83,900
  2. SoftBank…61,800
  3. docomo…マイナス144,700

いつもどおり純増でSoftBankが1位、MNPでauが1位、またdocomoはMNPはいつもどおり流出が続き、さらに契約数でも2ヵ月ぶりの純減となりました。



図に描いてみると

2013年1月の携帯電話各社純増数



イーモバイルは純増数を発表していませんが、docomoとSoftBankとauの数字の差からMNPでマイナス1000と仮定しています。

他にWiMAXなどもありますが、便宜上まとめました。数字が小さく誤差の範囲なのでとりあえずSoftBankのところに加算しています。

別にauのところに加算してもdocomoのところに加算しても話の本質には変わりありません。

あらかじめご了承ください。

まず、一番下の段のdocomoを見てみましょう。

docomoはいつも通り他社に流出する一方ですね。

ピンク色の部分がauへのMNP、グリーンの部分がSoftBankへのMNPです。

合計で他社に144,700件も流出した事になるんですが、それでも純減が12,900件(水色の矢印)で済んでいるのは、新規で131,800件(赤い部分)を新規で獲得したからです。

このあたりがdocomoの強さですね。

一方のau。あいかわらずMNPは強いです。とにかくiPhoneの取り扱い開始をしてから勝ち続けています。

しかしMNPで他社から83,900件(ピンク色の部分)を獲得しながら、それ以外の新規では83,600件(赤い部分)しか獲得していません。

3社の中で赤い部分が一番小さいのがわかりますよね。

結果として純増は167,500件(水色の矢印)にとどまるわけです。

なのでauはMNPで勝ちながらも純増ではここ数年間ずっと1位になっていません。

そしてSoftBank。

こちらはいつもどおり純増1位。

MNP(グリーンの部分)ではあいかわらずauに負けているものの1月はかなり接近しましたね。

そして、それ以外に新規で178,800件も獲得できています。

それによって純増では241,600件(水色の矢印)を獲得でき、1位になっているわけです。



いつも言っていることですが、純増の意味を取り違えている人がいます。

「SoftBankは純増は多いけど、解約も多いんだろう。」

と言っている人。

また同じ事を書きますが、純増とは増加分から解約分を引いた後の数字ですのでお間違いなく。

上記の図を見て言えるのは、MNPはあくまでも純増の一部にすぎないと言うことです。

会社の規模を大きくするのはあくまでも純増、つまり水色の矢印の部分です。

それで見ると、auは確かに他社から契約を取るのは強いんですが、それでもSoftBankが241,600件の契約を増やす間にauは167,500件の契約しか増やせていません。

イーモバイルを買収した事によってすでに契約数ではSoftBankがauを逆転してしまいましたが、この純増数の差では、ますますSoftBankとauの差は開くばかりです。

さらにMNPは優遇措置が強いので、会社の収益性も圧迫します。

SoftBankよりもauの営業利益が見劣りするのは、それも一因だと思います。

auの課題は、とにかく数年ぶりの純増1位を目指すことですね。

これまでずっと業界2位のポジションにいたのに、ついにSoftBankグループに逆転され、3位グループになってしまいました。

このあたりで奮起を促したいところです。

そしてdocomo。

docomoはまだまだSoftBankやauと比べて巨大な会社です。

巨大な会社はマーケットで強い影響力を持ちます。

強い影響力を持つと言うことは、すなわちユーザーのデメリットになります。

ボクはユーザーなので、申し訳ないですが、docomoにはもう少し小さくなってもらって、SoftBankやauと並ぶ程度になってくれれば、ますます競争が激化して、ユーザーにメリットがあると思っています。

そういう意味ではSoftBankとauにはまだまだがんばって欲しいと思います。

マーケットの寡占に関しては、ミクロ経済学の分野ですので、興味があれば学習してみてくださいね。

とても面白いですよ。



経済学部生のための基礎知識300題 ver.2





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