非天マザー by B-CHAN

iPhoneの使い方、IT、ビジネス、金融、経済、不動産、保険、音楽、映画、ニュース、自己啓発その他。

携帯電話販売台数ランキング1位にiPhone5が返り咲いた不思議

iPhone5が首位返り咲き

iPhone5


SONYのスマートフォン、Xperia Zを触ったとき、ホントに良いスマホだなあと感じてツイートしたB-CHANです。
Androidの一種なので、他のAndroid機と機能的には同じなんですが、大画面の見やすさ、操作性、動作の速さ、手に持ったときの心地よさ、ボタンの配置など、良くできていると感じました。
機能的には完全にiPhone5を凌駕しています。
操作性の良さも、iPhone5に迫るところまで来ています。
ユーザーインターフェースについてはXperia Zの問題では無くAndroidの問題なので、これが改善されない限りはiPhoneを追い抜くのはまだ難しいかも知れないですが。
例えばスクロールが端まで到達したときに、iPhoneならしばらくは指に吸い付いてバウンドしますが、Androidではカチッと止まってしまって指に吸い付く感覚が薄れてしまいます。
まあそのあたりの心地よいユーザーインターフェースはAppleの得意とするところだし、おそらく特許関係も握っているので、他社はやりたくでもできないんでしょうけど。
それでもXperia Zは販売台数ランキングで1位をしばらくは走っていました。
いつまで1位が続くかと思っていたんですが、ついに落ちました。
代わりに1位を取ったのは、iPhone5でした。


「Xperia Z」の7連覇ならず、「iPhone 5」が総合トップに返り咲き - ITmedia Mobile


スマートフォン・携帯電話の売れ筋情報 - BCNランキング


元々iPhoneの場合は容量別に分けられているので、合算すれば実質はずっと1位だと考えられるんですよね。
例えば、
1位…Xperia Z…100台
2位…iPhone5(16GB)…80台
3位…iPhone5(32GB)…70台
のようなランキングなら、確かにXperia Zがランキング上では1位ですが、Xperia Zが100台売れる間にiPhone5は150台売れていることになるわけです。
その点ではランキングの読み方には注意が必要です。
台数の数値が発表されていない以上、こういう可能性は十分にあると言うことです。


それにしても異常な機種

異常な機種


iPhoneがランキング上で1位に返り咲いたということは、iPhoneの容量別の1種類だけで1位を取ってしまったと言うことです。
つまり全iPhone5ではなく、16GBモデル単独で他の機種を上回ってしまっていると言うことです。
なので、全iPhone5を足すと、おそらく圧倒的な台数になると考えるのが自然ですよね。
これまでも、このパターンの繰り返しでした。
Androidの新機種が登場すると、瞬間的もしくはしばらくの間はその機種がランキング上の1位になるんですが、すぐに落ちていき、代わりに1位に戻ってくるのは、その時の「最新機種では無い」iPhoneなわけです。
過去数年の間、それの繰り返しでした。
一般的に、工業製品は新登場のときに一番売れるので、他機種の新機種が登場すれば抜かれるのは当たり前です。
しかし、iPhoneに限って言えば、その都度、その時の他機種の新機種に、ランキング上では抜かれるものの、また1位に返り咲きます。
そしてさっき書いたように全容量を合算すれば、ずっと1位を走っています。
これが登場から半年経過しても続くわけです。
他の機種なら登場から半年が過ぎれば、まずランキングで1位になることはありえないです。
このあたりが、工業製品としてのiPhoneのとても不思議なところです。
以前から書いているように、こういう製品は「ネットワーク外部性」が働くので、確かにiPhoneが普及すればするほど、さらにiPhoneが売れやすくなるには一理あります。
それにしても、日本での登場から、もうすぐ5年。
ある程度の普及と停滞期に入っても良さそうなんですが、他の数多くの機種を押しのけて、ずっとスマートフォンの年間販売台数の1位を独走しています。
実際、周りを見渡しても、「Androidのこの機種」を持っている人を探すのは、わりと簡単では無いですが、iPhoneを持っている人ならすぐに見つかりますし、それも複数人を簡単に見つけられます。


もう革新的では無い

革新的では無い


多くの人が気付いているように、iPhoneが革新的なのは、一番最初にiPhoneが登場したときでした。
それ以降は、毎年バージョンアップの繰り返しであって、特に革新的な要素は無いです。
これはiPhoneに限らずすべてのスマホに言えます。
iPhoneが登場する以前にもスマホはありましたが、iPhoneのようなスマホはもちろんiPhoneが初めてで、iPhone登場以降は、ほとんどのスマホがiPhoneのコピー品のようになりました。
つまり、iPhone前、iPhone後、ですね。
ボクは、iPhoneとかAppleに対するこだわりは全く無いのは、以前から書いているとおりです。

どこかの企業のファンになることは損という考え方


なので、iPhoneを使っている理由は、他機種と比較した結果、道具として一番実用面で使いやすい(スムーズに直感的に操作できる、など)ことが理由なんですよね。
例えば、同じ紙とペンでメモを取るとしても、ペンのインクの出が悪かったり、紙が引っかかりやすかったりすると書きにくいですよね。
それと同じで、仮に同じ機能のスマホがあったとしても、iPhoneのようにスムーズに指先に吸い付くように動作してくれるスマホが他に見当たらないということです。
でも世の中にはそんな人ばかりでは無く、スペックが高いのを好む人もたくさんいます。
そういう人は、高スペックのAndroid機にどんどん流れるでしょうし、実際に流れているはずです。
iPhoneが登場した頃と違って、今はiPhoneのライバルは無数に存在します。
ライバルが1人だけの状態よりもライバルが100人いる方が、競争としては厳しくなるのは当然です。
なので、iPhoneもそう簡単には販売台数で1位は取れないだろうと思ってしまうんですが、にも関わらず、最新機種では無いiPhone5が、このタイミングで、また(単機種で)1位に返り咲いたことが不思議な感覚です。
ボクの周りで、Android機からiPhoneに乗り換えた人は、ほぼみんな口を揃えて、動作の滑らかさが全然違う、と言うんですが、世の中的にもそういうのって意外と大事なんですかねえ。
正直、よくわからないです。