非天マザー by B-CHAN

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ますます不快なモバイルインターネットへ!

Wi-Fiスポットはユーザーのためのモノでは無い

携帯電話


こんな告知があります。


小田急線全70駅にて快適インターネット - au


このauに限らず、docomoやSoftBankなども全国の駅や店舗などにたくさんのWi-Fiスポットを設置しています。
使ったことがある人も多いと思いますが、こういうWi-Fiスポットってホントに使いにくいんですよね〜。
接続してるのに通信が非常に遅かったり、すぐに切れたり。
上記のauのページに、「快適インターネット」と書いてありますが、不快インターネットですね。
そもそも論ですが、こういうWi-Fiスポットを全国に大量に設置することは、ユーザーのメリットのためでは無いです。
本来なら、こういうWi-Fiスポットがひとつも無くても、全国津々浦々、携帯電話の電波が快適に使えるのがベストです。


なぜWi-Fiスポットを置くのか

携帯電話


ではなぜ、Wi-Fiスポットを大量にばらまくんでしょうか。
それは携帯電話の電波が不足しているからです。
携帯電話ユーザーが増えすぎて、携帯電話の電波ではカバーしきれなくなっています。
なので、できるだけ多くのユーザーにWi-Fiスポットを使ってもらって、携帯電話の電波の混雑を解消しようとしています。
「Wi-Fiスポットは快適だからたくさん設置しています。使ってください。」
ではなく、
「Wi-Fiスポットは不快だけど、携帯電話の電波が混雑しているので仕方なく設置しています。我慢して使ってください。」
というのが実態です。


Wi-Fiでしかダウンロードできないアプリ

携帯電話


「でも、Wi-Fiなら大きなアプリもダウンロードできるじゃないか!」
と言う人もいるでしょう。
例えばiPhoneでは今、50MBの大きさを超えるアプリは携帯電話の電波ではダウンロードできません。
容量の大きなアプリを携帯電話の電波でダウンロードすると、ますます携帯電話の電波が混雑してしまうからです。
だからWi-Fiスポットは便利だ!と言いたくなるかもしれません。
でも、モノは言いよう。
これも、本来なら携帯電話の電波でダウンロードできれば、Wi-Fiスポットなんて設置しなくて良いわけです。
でも、それができないので、仕方なくWi-Fiスポットを設置している、というのが実態です。


仕方が無いけど

携帯電話


まあ、携帯電話の電波は限りのある資源だし不足しているのは仕方の無いことです。
また、上記のような実態であるにも関わらず、まるでWi-Fiスポットを設置することがユーザーのメリットであるかのように宣伝するのも、営利企業である以上は仕方がありません。
でも、ユーザーとしては企業の売り文句をそのまま受け入れるのでは無く、実態がどうなのかを正確に知っておくのは大事なことだと思います。
Wi-Fiスポットが増えることは仕方の無いことですが、願わくはつながっているのに通信できないような使い物にならないWi-Fiスポットは解消してほしいですね。
これは携帯電話キャリアというよりもWi-Fi技術の問題ですが。


Wi-Fiスポットの通信状態が悪いときは自動的に携帯電話回線に切り替える機能が欲しい

携帯電話


ずーっと思っていることがあります。
現行のWi-Fiスポットが不快なことは技術的に仕方が無いのならば、もしWi-Fiの通信が滞っているときには自動的に3GやLTEなどの携帯電話の電波で通信を行うような切り替え技術をスマートフォンに搭載できませんかねえ。
つまり、常に自動的に快適な方の回線をセレクトする機能です。
そうすれば、外出するたびにWi-Fi機能をオフにするような手間を省けます。

皮肉ですが、携帯電話キャリアの中のみなさん、ここ注目ですよ。
Wi-Fiスポットが増えれば増えるほど、それを使わないように、外出時にわざわざ一手間かけてWi-Fi機能をオフにするユーザーがたくさんいるってことです。
いかに、Wi-Fiスポットが不快か、携帯電話会社の中の人は気付いていますか?