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短時間睡眠と「起きている人生の長さ」を考えてみる

起きている人生の長さを計算してみる

やまもといちろうさんのこの記事が面白いです。

不眠のすすめ: やまもといちろうBLOG


ちょっと計算してみます。
前提条件として、身体が比較的元気な60歳までと、何かしら身体の不調が出やすい60歳超とにわけてみましょう。


20歳から60歳までを毎日睡眠時間4時間で過ごした場合、起きている総時間は、
20時間 × 365日 × 40年間 = 292,000時間
292,000時間 ÷ 24時間 ÷ 365日 = 33.3年間


20歳から60歳までを毎日睡眠時間8時間で過ごした場合、起きている総時間は、
16時間 × 365日 × 40年間 = 233,600時間
233600時間 ÷ 24時間 ÷ 365日 = 26.7年間


寝ている間は夢を見る以外は何もできないので、起きている人生を実質的な人生と定義してみます。
すると、4時間睡眠の人は8時間睡眠の人と比べて、身体が元気な若い間の人生が6年半長いと言えます。
元気な人生を6年半長生きしているわけですね。
ここで、
( 292,000時間 - 233,600時間 ) ÷ 16時間 ÷ 365日 = 10年間
つまり、睡眠を8時間取ることによって寿命が10年間伸びた(70歳まで生きた)としても、本人が自覚する(つまり起きている)人生の長さは睡眠4時間で60歳で死ぬ人と同じだということです。
4時間睡眠の人が60歳まで生きるのと、8時間睡眠の人が70歳まで生きるのとでは、起きている人生の長さは同じという話です。
ただし、同じ時間といっても、4時間睡眠の人は、それを60歳までに経験し、8時間睡眠の人は、そのうちの6年半を60歳を超えてから経験するわけです。
これをどう考えるか。
ひとつ言えるのは、同じ年齢の複数の人たちを比べると、同じ経験値では無いということですね。
寝ている間には何も経験しない(夢をみる程度)ので、同じ歳の二人の人物を比べても、睡眠時間の違いによって人生経験がぜんぜん違うわけです。
人間の能力を年功序列で定義する際の過ちは、こういうところにも見ることができますね。
もちろん人生経験の違いは睡眠時間だけでは無いですが。
念の為に繰り返しますが、上記の議論は、あくまでも元気なのが60歳までという仮定です。
人によっては60歳までに体を壊す人もいれば、60歳を超えても元気な人もいます。
もともと病気がちの人もいれば、60歳までに亡くなる人もいます。
若く元気な間に多くの活動をしたい人もいるでしょうし、寝る時間も含めて長生きしたい人も多いでしょう。
あなたの性格はどのタイプでしょうか。
ボクは結果的には4時間睡眠生活が長くなっている気がします。
つまり、もしボクが短命だったとしても、実質的には比較的長い人生だったと言えそうです。
もちろん、起きている間に何をするかが、とても大事なことですけどね。


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