非天マザー by B-CHAN

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もしかして電子書籍に革命!? Discover21から来たお知らせを考えてみる

これまでの電子書籍の最大の問題点

 

みなさん、こんにちは!

ボクは以前から公言しているとおり、たくさんの本を読んでいますが、その多くを今では電子書籍で読んでいます。

電子書籍のメリットは以下のとおり。 

 

  • スマートフォンで全部持ち歩けて、いつでもどこでも読めること。
  • 辞書も電子書籍で持ち歩けるので、調べ物も簡単なこと。
  • ファイルをスマートフォンから消しても無料で再ダウンロードできること。
  • 日焼けなどの劣化が無いこと。
  • 紛失、盗難の心配が無いこと。
  • 検索が簡単なこと。
  • 複数の端末で同期(しおりの位置、書き込んだメモ、マーカーペンなど)ができること。

 

とにかく、いつでもどこへでも多くの電子書籍をスマートフォンで持っていけるので、いろんな本を並行して読むことができるようになりました。

ボクもフル活用しています。

 

一方で、電子書籍の最大のデメリット、というか心配事は、電子書籍を配信している業者が倒産や撤退することです。

一般的には、ダウンロードした電子書籍は、その業者のビューアーでしか読めません。

Amazonで買った電子書籍はAmazonのKindle端末や、iPhoneなどのKindleアプリで読む必要があります。

他社も同様です。

もし、その業者が撤退すれば、もうその業者で買った電子書籍はダウンロードできません。

実際、こういう事例が過去に何度もありました。

直近ではソニーが電子書籍から撤退することで、ソニーの電子書籍事業は楽天Koboに統合されるというニュースがありました。

まあ統合して引き続き読めるだけマシですが、ユーザーとしては不安です。

 

Discover21

 

 そんな折、Discover21社からメールが来ました。

ボクはDiscover21の電子書籍のユーザーでもあるからです。

メールの内容をよく考えると画期的かもしれません。

抜粋します。

 

 

電子書籍サービス「Discover21」リニューアルのお知らせ(2014.02.10)

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※ このメールはディスカヴァーの電子書籍をご購入の方すべてにお送りしています

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いつもディスカヴァーの電子書籍をお読みいただきありがとうございます。

 

この度ディスカヴァーは、自由に電子書籍を楽しみたい、好きなビューワで読みたいという皆さまのリクエストにお応えして、電子書籍のご提供方法を「ダウンロード方式」に変更いたします。それに伴い、サイトもリニューアルいたします。

 

リニューアル後は、ご購入いただいた電子書籍すべてをお好きなビューワでお読みいただけます。

 

なおご提供方法の変更にあたり、オリジナルビューワ「Discover21」のサービスを終了いたします。

 

ディスカヴァーでは、今後も新しいサービスに取り組んでまいります。

引き続きディスカヴァーの電子書籍をよろしくお願いいたします。

 

 

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■ これまでにご購入いただいた電子書籍について

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これまでにご購入いただいた電子書籍はすべて、サイトリニューアル後にダウンロードしてお読みいただけます。

 

詳しいご利用方法は、リニューアル後に改めてご案内いたします。

 

 

 

抜粋ここまで。

 

つまり、今まではDiscover21の専用ビューアー(iPhoneアプリ)で読む必要があり、当然、他社のビューアーでは読めません。

しかし、ダウンロード方式に変えるということは、パソコンやスマートフォンに電子書籍ファイルを保存して、各自が好きなビューアーで読めるということです。

好きなビューアーで読めるということはファイル形式は一般的なものになると予想できますよね。

PDFなのかEPUBなのか。

これらにはAppleのiBooksアプリやAmazonのKindleアプリも対応しています。

つまりDiscover21社書籍をこれらのアプリで読めるわけですね。

他にもGoodReaderのような有名なアプリも使えることになると思います。

 

Discover21社が撤退すればダウンロードできなくなるんじゃないの?という心配は引き続き残りますが、少なくともPDFのような一般的なファイルとしてダウンロードできるってことは、パソコンなどに保存しておけば問題ないことになります。

つまり、今までの電子書籍は、あくまでも各業者からそのつどダウンロードして読むという意味合いが強い(所有権というよりも使用権)なのに対し、新しいDiscover21は所有権に近い形になります。

 

ボクがずっと前から書いているデメリット(下に貼ってある関連記事を読んでください)を解消してくれる可能性があるという意味で、画期的、しかし本来あるべき姿になるんだと思います。

他社も追随してくれれば嬉しいですし、同時にそれによって利便性が増し、電子書籍マーケットが拡大するきっかけになると思います。

 

音楽ファイルも今ではDRM廃止が当たり前です。

オカネも日本円なら日本のどのお店でも使えますよね。

電子書籍も、どの端末でも自由に読めるべきだと思います。

 

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