目的地への2つのルート
みなさん、こんにちは!
今回は日常でよくある選択肢のお話をします。
以下の設問を考えてみてください。
あなたの目的地はD地点です。
左下からやって来て、あなたはまずA地点に着きました。
ここで信号Cを見ると赤信号です。
さて、なるべく早くD地点に到達したいあなたは以下の2つのルートのどちらを選びますか?
どちらを通っても距離は同じだとします。
まずはパターンA。
A地点で立ち止まり、信号Cが青信号に変わるのを待って横断歩道を渡ってC地点を経由して目的地Dに向かうルートです。
次はパターンB。
Aから先にB地点に向かって、そこで横断歩道を渡ってDに向かうルートです。
いかがですか?
「どちらも同じだよ〜。」
と思ったかもしれません。
でも実は違います。
まず、パターン1だと、信号Cは赤信号なので、A地点で必ず立ち止まります。
つまり立ち止まる確率は100%です。
次にパターン2だと、B地点に行ってみないと信号Dは赤か青かはわかりません。
つまり立ち止まる確率は50%です。
100%確実に立ち止まるのがパターン1。
立ち止まる確率が半分の50%で済むのがパターン2。
つまり、パターン2のルートを通れば、パターン1と同等の時間もしくはそれ以下の時間でD地点に到達できます。
これ、現実によくある話で、横断歩道に来た時に信号が赤だったら、ここで止まって待つか、先に次の横断歩道まで歩くかと考えることがあると思います。
ボクは上記の理由でいつも迷わずパターン2、つまり先に次の横断歩道まで向かうことにしています。
時は金なり
130円の食パンと100円の食パン。
買い物に行くと節約のために100円の食パンを選ぶ人も多いでしょう。
実はオカネと同様、時間もコストなのです。
人間はすべて平等に1日24時間が与えられていますが、人によって1日にこなす作業量が全然違います。
それは時間をコストだと意識するかどうかです。
個人の生活でもそうですし、事業経営でもそうですね。
例えば他の会社を吸収合併するというのは、ゼロから起業して育てる時間を掛ける代わりに、オカネで時間を買ったということです。
上記の信号機の例では、細かい話をすると、赤信号から青信号に変わる秒数などが出てきますが、ボクが言いたいのはそこではありません。
日頃から時間はコストであるという意識付けをしておけば、この信号機の例のような細かい事例の積み重ねによって数カ月後、数年後には大きな差となって現れます。
簡単なモノで良いので、確率統計の思考を身に付けておくということです。
仕事をしている人、勉強をしている人、参考にしてください。
サラリーマンの人は出世にもつながりますよ〜。
関連記事
毎日の英語学習にぴったり。日本の国内ニュースが英語で読めるサイト。