世界にひとつしかないことに価値は無い
みなさん、こんにちは！
ボクは宗教信者では無いんですが、理系文系問わず、あらゆる学問を学んでいて、宗教学も例外ではありません。
宗教信者になることと宗教を学ぶことはまったく別です。
学問として宗教の本もいろいろ読んでいます。
というわけで、最近読んだ、とても面白い本の一節を紹介します。
ある番組ではジッポライターを高い値段で売っていたことがありました。何かのデザインで千個作って、一から1000までシリアルナンバーをふり、「世界に一つしかないのだ」と言うのです。
よく人を馬鹿にしますねえ。そのまま機械で刻印しただけですよ。自分が買ったものはそれしかないのは当たり前でしょう？番号なんかふっていなくても、自分が買ったものに傷をつけたら世界で一つしか無い印になるでしょう？それを手に入れるために借金をしたり、カードローンの地獄に落ちたりすることもあります。それは無知と欲によるものです。
また、その品物を持つことで、自分の社会的な地位を示そうとしたり、見栄を張ったりするのです。社会で認められる人間になるためには、あれこれ業績がなければ駄目でしょう？それなのに有名ブランドの鞄やブレスレットや腕時計を持つことで、「私は立派な人だ」と社会に認められようとしているのです。
さらに、人の価値を、身につけているもので判断しようとします。
学びは大切
アルボムッレ・スマナサーラ氏は、いま、仏教界で大変人気のある人ですね。
この本、別に仏教徒で無くても、現代人が学ぶべきことが満載です。
文体も非常に現代的で、軽妙で読みやすいです。
日本に入ってきて発展して現在に至るような和式仏教ではなく、ブッダに基づく本物の仏教の教えなので、参拝なんかも否定しています。
参拝に頼らずに、そんなヒマがあるなら努力しろということです。
実はボクも以前、似たようなことを書きました。
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共感できる点、そうではない点、いろいろです。
そんなことを考えながら読むと勉強になりますよ。
Kindleの電子書籍版もあるので、iPhoneに入れるのも良いかも。
というかボクはそうしてます。
ちなみに、これを読んで、禅修行に行きたくなっている今日この頃です。
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