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非天マザー by B-CHAN

iPhoneの使い方、IT、金融、経済、不動産、保険、ビジネス、音楽、映画、ニュース、自己啓発などを語ります。

auの新しいサービス、au WALLETがユーザー寄りではなく企業寄りであると感じた理由

スマートフォン 携帯電話 ファイナンス ビジネス ニュース

グッバイ、おサイフ??

 

みなさん、こんにちは!

B-CHANです。

 

auが、au WALLETという新しいサービスを発表しましたね。

 

5月21日スタート、KDDIとMasterCardの“電子マネー”「au WALLET」とは何か - Business Media 誠

 

よーく読めばわかりますが、目新しさはほとんどありません。

要するに、従来からのキャッシュカードやクレジットカードと同じ形のカードでお買い物ができるということです。

ちょっと珍しいのは、プリペイドカードなのにMasterCardの店で使える点です。

プリペイドと言えば、SuicaやEdyなどと同じですが、SuicaやEdyはそれらに対応した店でしか使えません。

一方、MasterCardは歴史が長く、世界中に数千万店の店舗があります。

もちろんプリペイドなので入会審査はありません。

 

目新しくない理由

 

なぜ目新しさが無いかというと、すでにクレジットカードやVISAデビットなどを使っている人には特にメリットが無いからですね。

au WALLETはプリペイドなのであらかじめチャージが必要です。

ただしオートチャージ機能もあるので、チャージの手間は不要です。

と言っても、クレジットカードはもともとチャージなんてしなくて良いので、クレジットカードに比べてアドバンテージがあるわけではありません。

ファイナンスの観点から言えば、プリペイド(先払い)よりもポストペイ(後払い)であるクレジットカードの方が資金繰りや金利の面では有利ですね。

あとVISAデビットなら銀行に残高があれば、わざわざ入金不要で、膨大な数のVISA加盟店で使えるので、これまたau WALLETにアドバンテージはありません。

メリットでは無くアドバンテージという言葉を使っているのは、別にメリットが無いわけでは無いからです。

つまり、これから新規で何らかのカードを持とうという人には、au WALLETは選択肢のひとつとしてメリットはあります。

ただ、すでに他社のサービスを使っている人にとっては、アドバンテージは感じられないということです。

 

auが発表した事に驚いた

 

さらにボクが衝撃を受けたのは、auという携帯電話キャリアが、先進的な携帯電話のおサイフケータイ機能を捨てて、わざわざ旧来のカード型を出してきたという点です。

日常的におサイフケータイに慣れている人にとっては、おサイフケータイの便利さは手放せないと思います。

なにせ、本物の財布を持たなくても、ケータイを持っておけば、そのまま駅の改札にタッチして電車に乗り、電車内でケータイで読書をしたりニュースを読んだり、そして降りる時もそのままケータイをタッチ。

さらに店での買い物でもケータイをタッチ。

おサイフケータイのおかげで、まさに、

 

「グッバイ、おサイフ!」

 

な生活ができています。

ボクも1ヶ月くらい現金を持たずに生活してみましたが、ホントに便利です。

世の中のすべての店が電子マネーに対応すれば、ATMでオカネを下ろすというムダな行動も時間もコストも不要になって便利なのになあと心から思います。

 

完全な電子マネー化……貨幣や紙幣の無い便利な世界 - 非天マザー by B-CHAN

 

そんな便利な携帯電話を売っているはずのauが、まさかのカード。

しかも、そのキャッチフレーズが、

 

「グッバイ、おサイフ!」

 

ですよ。

えっ?

財布にサヨナラしたら、カードはどうするんですか?

カードタイプにしちゃったら、財布に余計なカードが1枚増えるだけじゃないですか。

 

「グッバイ、おサイフ!」

 

なら、カードタイプにしちゃダメでしょ。

他社がやるのならともかく、携帯電話の会社であるauがおサイフケータイじゃないカードを発表して、声高らかに、

 

「グッバイ、おサイフ!」

 

そして、その中身は特に先進性は無い。

auのユーザーとして、ボクはツッコまずにはいられませんでした。

 

auがこんな発表をした理由を推測

 

ここからはボクの推測ですが。

これまで、日本ではガラパゴスケータイと呼ばれるケータイが発達しました。

様々な機能がてんこ盛り、つまり非常に多機能ですが、日本独自の機能が多く、世界では全然売れないんですね。

おサイフケータイも日本独自の機能です。

機能がてんこ盛りなので、開発費や製造費が非常に高く、なのに世界ではほとんど売れない。

一方、iPhoneを始めとするグローバルなスマートフォンは余計な機能の無い世界共通機能なので、世界中で売りさばけます。

つまり製造コストがうんと安くできます。

その結果、日本の携帯電話メーカーの多くが競争に負け、撤退しました。

携帯電話キャリアとしても、売れないケータイをたくさん販売してもコスト倒れになります。

日本は人口が減ってマーケットが縮小する中で、日本でしか使えない機種を作っていても将来が無いわけですね。

なので、iPhoneのように、ハード的な機能を絞っても、グローバルな機種を開発して売って行きたい。

こんな思惑があったのでは無いですかね。

従来あった便利な機能が無くなるわけですから、ユーザーにとってはデメリットですが、auにとってはメリットがある。

今回の発表をみて、ボクが、ユーザー寄りでは無く企業側の都合だと感じた理由です。

もちろん経営なので企業側の都合があるのは問題ありませんが、ユーザーにとっても目新しさがあれば良いのになと思いました。

 

もちろん、今後、世界でも、日本のおサイフケータイ並みの便利機能が普及すれば、その機能が携帯電話に搭載されるわけで、ボクはそう願わずにはいられません。

 

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