非天マザー by B-CHAN

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村人の命をロジカルに救った村長の話

村長と暴君 

 

あいかわらず、本を読みまくっていて、まあそれぞれに感銘を受けます。

その中で、ひとつ、紹介しましょう。

 

暴君(悪い王様的な人)が、ある村に来て、村長に無理難題を押し付けたんですよ。

 

箱の中に2枚の紙が入っていて、1枚には「生」、もう1枚には「死」と書かれてます。

1枚を選んで、それが「生」だったら見逃す、「死」だったら村人全員を処刑。

 

でも、実は暴君が箱の中に入れたのは2枚とも「死」だったんです。

暴君だけに、とても悪い人なんです。

 

村人たちは絶体絶命。

 

しかし、村長は非常に頭の良い人でした。

暴君の悪だくみに気づき、1枚を選んで、それを見ずに食べてしまったんです。

 

で、言いました。

 

もし、残った1枚が「死」なら、自分が選んだのは「生」だ

 

と。

村長は暴君の悪事を逆手にとって村人の命を救ったわけです。

 

ボクの感想。

 

すげーーーーーー!

 

どうですか、みなさん。

 

仕事で使えるように数学をおさらい

 

この村長が使ったのは背理法と言うそうです。

言うそうです、と書きましたが、ボクも知ってます。

高校数学で習いましたよね。

 

習ったんですが、ボクにはいまいちこの話のどの部分かは理解できませんでした。

わかったような、わからないような。

ただ、背理法かどうかはともかく、この話のロジック自体はすごいなと思ったんです。

この手の古典的な話は、頭の体操なんかで何度も見てきたつもりですが、このパターンは初めて見ました。

 

載っているのは、この本です。

 

 

他にもいろんな事例が載っていて、なかなか面白いんですが、この本の最大の特徴は、

 

文系向け

 

と言うことです。

ボク自身は理系とか文系とかどうでもよくて、数学でも文学でも物理学でも歴史学でも科学でも経済学でも何でも吸収しろ、とこのブログでもたまに書いてますが、世の中には、文系だから数学が苦手、なんて思っている人も多いようです。

そんな人は、ぜひ読んでみて欲しいです。