一生食べられるとは
クスリ漬けのB-CHANです。こんにちは。
本は毎日たくさん読んでます。あいかわらずです。
久しぶりに本を紹介します。
これです。
Google日本法人の社長など、複数社の社長を歴任した村上さんの本です。
いや〜、すばらしい本です。
なんて言うのかな、とにかく読みやすい。
圧倒的に読みやすい。
だから、あっと言う間に読み終えました。
しかも、恐ろしく説得力がある。
なぜ説得力があるかと言えば、それはもう、とにかく難しい語句が使われていないからです。
例えば、この本の次にボクは「向上心/サミュエル・スマイルズ著」を読んだんですが、まあ進まない。
いや、「向上心」もすばらしい名著なんですが、書き方がなんというか対極的なんです。
スマイルズが詩人のように壮大かつ情緒的、激情にあふれる文章だとすれば、村上さんは、高校生のボキャブラリー、いや、もしかしたら中学生。
これ、別に村上さんにボキャブラリーが無いと言ってるんじゃ無いんです。
意図的に、とにかくわかりやすい文章を書ける人なんです。
同じことを表現するなら、より簡潔に、より平易に、その方が実は難しいんですが、村上さんはお見事です。
で、今回は、そういう文章力も絶賛するんですが、中身(主張)にも賛同してしまいました。
水平と垂直
日本人は仕事を失うと自殺をしてしまう、と言う話が出てくるんです。
年間に何万人も自殺者が出る日本の状況は明らかに異常だ、と。
そりゃそうです。
競争の激しさとか、失業率の高さを見ても、日本よりはるかに厳しいはずのアメリカでは、そんなに自殺者はいないんですね。
その理由は、キリスト教です。
ボクは別にクリスチャンでは無いですが、良い話はきちんと理解しようと思うので、みなさんも考えてみてくださいね。
アメリカ人の基盤はキリスト教。
神様から見たときに、人間の、
- 仕事の評価
- クビ
- 給料の高さ
そんなのは本質的には「どうでもいいこと」。
これがポイントなんですよね。
身長とか学歴とか収入とか社会的地位とか、それは二次元の平面上の差異なんだそうです。
なるほど!
つまりね、出世したりおカネ持ちになるってのは、あくまでも地面を這いつくばったまま東西南北へ動いているにすぎない。
水平方向への差異なんです。
で、人間として本質的に大事なのは、垂直方向の軸。
つまり、地面からいかに高く上がるか。
人間性が大切なんですよね。
真心、愛情、優しさ。
神様が上にいるので、それに近い方が人間として立派であって、地面にへばりついたまま横に移動しても何も変わらない。
どうですか!
わかりやすい!
今回書いたのは、この本の良さの本の一部の一部の一部です。
読めば必ず突き刺さるモノがあります。
次に読む本を迷っている人。
あるいは、あまり本を読まない人も。
読みやすいくて内容も学ぶこと・勇気付けられることだらけ。
ぜひ読んでください。