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非天マザー by B-CHAN

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ドコモの営業利益の3位転落はよく考えたら当たり前だった

ビジネス ニュース スマートフォン 携帯電話

ドコモが初の3位転落

 

みなさん、こんにちは!

B-CHANです。

営業利益でソフトバンクに抜かれたドコモが、今度はKDDIにも抜かれ、初めて業界3位に転落するというニュースです。

 

ドコモ営業益、3位転落 15年3月期、減益幅2割に拡大 :業績ニュース :企業 :マーケット :日本経済新聞

 

問題は、単に順位が転落するのではなく、営業利益の額が減少する、つまり、過去の自分自身にも負けてしまっているという点です。

 

通話定額プランに絞った戦略による新規獲得の苦戦が原因では無い

 

ドコモは過去の定額プランを廃止し、事実上、通話定額プランだけに絞りました(従来プランもあることはあるんですが毎月の割引が受けられない)。

ソフトバンクやKDDIは従来型の定額プランと新しい通話定額プランの併用です。

それによってiPhone6の商戦でもドコモは苦戦しています。

このことはドコモの一人負けの原因であるという意見もありますが、ボクは違うと思います。

なぜなら、通話定額プランに絞ることは、新規獲得には影響はあるでしょうけど、営業利益というのは新規獲得ではなく全契約者が関係するからです。

6千万件前後の契約数を抱えるドコモが3千万件前後のKDDIやソフトバンクに営業利益で負けるということは、新規顧客の獲得数では無く、契約全体の構成に原因がありそうです。

 

で、考えてみました。

考えてみると、実に当たり前なことに気付きました。

 

既存契約の切り替えが大問題

 

約6千万件の契約数のうち、定額通話プランは現時点で約1千万件。

ここで勘違いしてはいけないのは、ドコモは新規契約として1千万件を獲得したわけでは無いということです。

もし新規契約で1千万件も獲得したのなら今ごろドコモの契約数は7千万件近くに到達しているはずです。

利益も押し上げるでしょう。

でも、実際はそんなに増えていません。

つまり、通話定額プランを契約した人はほとんどが既存のドコモユーザーです。もちろん新規獲得もあるでしょうが、大半はドコモ内での契約切り替えです。それは契約の総数を見ればわかります。

さて、問題はここからです。

定額通話プランは月2,200円(フィーチャーフォン)もしくは2,700円(スマートフォン)で話し放題になります。

では、この契約に乗り換えるユーザはどんな人でしょうか?

答えは簡単。

毎月、通話料金が2,200円もしくは2,700円を超える人たちです。

元々ドコモで契約しているこれらのユーザーが通話定額プランに乗り換えたらどうなるでしょうか。

ドコモとしては新規契約はゼロです。

そしてそれまでに獲得できていた通話料が一気に消えます。

例えば月に1万円の通話料だった人が2,200円のプランに乗り換えたら、単純に7,800円の減収です。

月に2万円の通話料だった人が2700円のプランに乗り換えたら、17,700円の減収です。

 

新規契約は少ない

 

1千万件の内、新規契約はどれくらいでしょうか?

こんなデータがあります。

 

4~6月の携帯契約純増数、ソフトバンクが首位 :日本経済新聞

 

ドコモは4月からの3ヶ月間で46万件の純増なんですよね。そこから推測すると、通話定額プランの1千万件のうち、新規契約はたぶん100万件くらいで、残りの900万件はドコモ内での乗換なんですよね。

 

そうなると、ドコモは契約数6千万件のうち900万件は減収になっているわけです。

一方、残りの5千万件は従来のプランを継続しているだけなので増収にはなりません。現状維持です。

6000万件のうち5000万件は現状維持、900万件が減収、100万件が新規獲得。

うーん、他の要因ももちろんあるでしょうけど、やはり今までおカネを払っていた人が900万人も従来の金額を払わなくて良くなったんですから、そりゃ2割の減益も不思議では無いですよね。

 

コストの掛かる顧客がおカネを払わなくて済む

 

通話が定額になったということは従来以上に通話時間が増えるわけです。

だって、従来、通話料を気にして適度なところで電話を切っていた人たちが切らなくなりますから。

極端に言えば、1ヶ月間、一度も通話を切断せずに24時間繋ぎっぱなしでも良いわけです。

わざわざ電話を切って後で掛け直さずに繋ぎっぱなしのカップルも増えたんじゃないでしょうか。

その間、回線を使用するコストはドコモが負担し続けるわけです。

900万人分からの大規模な収入が減り、コストは大幅に増加。

そして通話しない人たちは従来のプラン。

ドコモにしてみれば、現状維持とマイナスばかりで、プラスになる部分はほとんど無いんですよね。

 

確実に1万円分、2万円分を食べる人たちが3千円で食べ放題の店に殺到している状態です。

 

通話定額プランの新規受付停止はあるか

 

通話定額という新プランを出して、契約数を増やすのを見て、ついにドコモが巻き返すか、と一瞬でも思ったボクの間違いでした。

冷静に上記のように考えれば、減益になるのは当たり前でした。

 

さて、次の巻き返しはどうしますか、ドコモさん。

減益が続くと株主はうるさいですよ〜、経営者のクビが飛びますよ〜。

 

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