非天マザー by B-CHAN

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英語を聞き取れない人が聞き取れるようになるために重要かつ単純なたったひとつのポイント

わからない英語はいくら聞いてもわからない

 

みなさん、こんにちは!

B-CHANです。

 

最近、聞き流すだけで英語が聞き取れるようになるとか話せるようになる教材が流行っています。

もしそれが事実なら、そんなにラクなことは無いので、飛びつきたくなる気持ちはわかります。

でももし、あなたが、英語をほとんど聞き取れないレベルの人であれば、そういう教材に飛びつくのは避けることをオススメします。

別にそういう教材が悪いと言っているのではありません。

使うべきレベルの人が使えば、きっと上達するでしょう。

でも、まだほとんど聞き取れないレベルの人が、そういう教材を使っても、まず上達しません。

語学学習にラクな方法はありませんし、間違った方法を取り入れると、時間とオカネだけをムダに費やすことになります。

 

大切なたったひとつのポイント

 

ボクはこのブログで何度か書いてきましたが、わからないモノをいくら聞いてもわかるようにはなりません。

犬の言葉を3年間聞き続けても、犬と自由に会話ができるようにはなりません。

英語をたくさん聞くと耳が慣れる、英語耳になると言いますが、慣れるかどうかと聞き取れるかどうかは別です。

犬の声を聞き続ければ犬の声に確かに慣れます。

でも慣れただけです。

例えば、英語で、

 

「ピカァッ」

 

と聞こえてきたとします。

それを何度も聞けば、

 

「ピカァッ」

 

という発音には慣れるでしょう。

でもそれだけです。

それが何と言ってるか、何の単語なのかは永遠にわかりません。

 

大切なのは、

 

わかる英語を聞くこと

 

これだけです。

とても有名な教材があります。

これです。

 

この教材は、2ページでひとつのパックになっていて、左のページに簡単な英文、右のページに解説が書かれています。

使われている英文は中学生レベルで非常に簡単です。

付属のCDには通常の音声と、一文ごとに間が空いたリピート用音声が収録されています。

 

最初にまず、何も見ないで英文を聞くんですが、英語を聞き取れない人は、中学生レベルの英文でも聞き取れません。

それでもあきらめずに何も見ないで何回も繰り返し聞きます。

繰り返し聞いて、何と言ってるのかをがんばって聞き取ります。

それでも聞き取れない部分が残ります。

 

これ以上聞いてもわからないよ、という段階で、初めて、テキストの左のページの英文を見ます。

そして、英文を見ながら繰り返し聞きます。

文字と音声が完全に一致して聞こえるまで繰り返し聞きます。

5回でも10回でも20回でも聞きます。

この単語はこう発音するんだなということを、一字一句漏らさずすべて一致させます。

 

完全に一致して聞こえるようになったら、再び、テキストを見ないで音声を聞きます。

今度は最初と違って、何と言っているのか理解できるようになっているはずです。

なっていなければテキストに戻り、一致するまでテキストを見ながら聞きます。

こうやって同じ英文を10回、20回と聞き込めば、テキストを見なくても、何と言ってるのか、わかるようになります。

 

わかるようになったら、リピート用音声を使って、一文ごとにリピートします。

最初はテキストを見ながらでOK。

慣れてきたら、テキストを見ないでリピートします。

 

リピートできるようになったら、今度はシャドーイング。

シャドーイングとは、CDの音声にほんの少し(1語程度)遅れて付いて行くことです。
CDの通常音声を使ってシャドーイングします。

これも最初はテキストを見ながらでOKですが、慣れたらテキスト無しでシャドーイングします。

最低でも5回はシャドーイングします。

できなければ、できるまで繰り返します。

 

ここまでできるようになれば、その文章について、テキスト無しで聞くことができ、リピートができ、シャドーイングができるということです。

 

そうしたら、次のページの文章へ移動します。

 

こうやってどんどんテキストを消化して、最後のページの文章が終わったら、また最初のページへ戻って、リスニング、リピート、シャドーイングを行います。

2周めが始まるわけですね。

1冊のテキストを2周、3周、4周と何度も使うわけです。

たくさんの英語教材を買わなくても、1冊でこれだけ活用できます。

 

ポイントは、

 

簡単な英語を、文字と音声が完全に一致するまで聞く、つまり、何と言ってるかわかる英語を聞く

 

ということです。

簡単な英語を聞き取れない人が難しい英語を聞き取れるはずもありませんし、英文が難しいと、聞き取りだけで無く、解釈に手間取り、リスニング学習の効率が非常に落ちます。

基本ができない人が応用を学習しても上達しません。

 

何と言ってるかわからない英語を聞く

 

のでは無く、

 

目でわかる英語を耳でもわかるようになるまで聞く

 

これがボクが言えるたったひとつのポイントです。

なぜ言えるかというと、ボク自身が経験者だからです。

難易度の高い英語をがんばって聞き込めば、早く上達するだろうと考え、難しい教材を往復の通勤時間などに来る日も来る日も聞き続けましたが、1年たっても2年たっても効果はありませんでした。

しかし上記のテキストに出会い、忠実にやり方を守ったところ、数ヶ月で劇的にリスニング能力は向上しました。

 

聞いてわからない英語はテキストを見て、すべての語を知って、耳に入ってくる音声が何という単語なのかを完全に一致させる。

英語を聞き取れるようになりたい人は、これを毎日、実践してみてください。

 

最初に、

 

「ピカァッ」

 

の話を書きました。

これを何度聞いても、何の単語なのかがわからなくても、テキストに、

 

pick up

 

と書いてあればわかりますよね。

すると、

 

pick up

 

という語は、

 

「ピカァッ」

 

と発音するんだなということが身に付きます。

わかる英語を聞くというのはそういうことです。

一致させるというのはそういうことです。

 

上記のテキストが5周、10周と進んで、これ以上上達しないと感じた人には続編があります。

もちろん最初に買い揃える必要はなくて、まずは第1巻を、これ以上上達しないレベルまで繰り返し消化してください。

わからない英語をいくら聞いても、わかるようにはならないんですから。