サイトに問題が無くてもパスワードは流出する
みなさん、こんにちは!
B-CHANです。
Dropboxのパスワードが漏洩したニュースが話題になっています。
DropboxユーザーのID・パスワード700万件が流出? Dropboxは自社からの流出を否定 - ITmedia ニュース
こういうニュースを見た時に、Dropbox社を批判する人がいますが、そういう人は、危険です。
もうひとつの可能性を見落としているからです。
例えば、Dropboxとは全然関係の無いA社がハッキングされて、そこから大量のIDとパスワードが漏れたとします。
このIDとパスワードをA社のサイトだけで使っていたら問題無いんですが、もし他のサイトでも同じIDとパスワードを使い回していたら問題です。
例えばDropboxでも同じIDとパスワードを使っていたらDropboxにもログインできてしまいます。
この場合、Dropboxには何の問題もありません。
問題はA社のサイトがハッキングされたことと、IDとパスワードを使い回していたことです。
そういう可能性に目を向けず、単に、Dropboxが悪いと決めつけてしまうとどうなるでしょうか。
問題はDropbox側にあると考えるわけですから、当然、自分の側を改善しようとはしません。
すると実際の問題であるパスワードの使い回しもそのまま放置です。
つまり、そのユーザーはずっと同様のリスクに晒され続けるわけです。
一方、もし、問題はDropbox側では無いと考えるユーザーはどうでしょうか?
もう一つの可能性、つまりパスワードの使い回しに問題があると考えるので、今後はパスワードの使い回しをやめようとします。
するとリスクは大きく減りますよね。
ボクがこの記事で言いたいのは、別にDropboxが良いとか悪いという話ではありません。Dropboxを擁護する意図も批判する意図もありません。それは話の本質ではありません。
何か問題が起きた時に、人のせいにする人は、結局は自分がずっと損することになり、逆に自分に問題があるかもと反省する人は自分のためになる、という話です。
今回のニュースで単にDropbox叩きをしている人たちを見て、そういうことを考えました。
視野は広く。
可能性は絞らずにいろんな可能性を考えましょう。
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