グチ
先日書いた記事、読んでくれました?
とは言え、実際に会社勤めのサラリーマンは日々、上司から叱責されることも少なくないでしょう。
「お前は仕事が遅い。」
「なぜ報告しなかった。」
「もっと意見を言え。」
「勉強不足だ。」
これらは、ボクが最近目撃した、上司から部下への叱責現場です。
まあ、こう言ったことは全国の職場で日常茶飯事でしょう。
それらに対して、ボクのスタンスは上記の記事でも書きましたが、いちいち気にしないことです。
すごく勘違いしている人が多いのは、上司と部下の関係性です。
上司と部下の関係は人間の関係ではありません。
単なる役職の関係です。
肩書きの関係です。
形式的なモノに過ぎません。
優劣の関係では決して無いんです。
そこを覚えておきましょう。
人生の中心に会社を置いている人は、そこを勘違いしてるんです。
会社内での関係は単に会社内での関係であり、会社の外では何の関係もありません。
前にも書きましたが、会社なんて人生の1%でいいんですよ。この広い世界ですから。
例えば、会社内であなたの上司であるAさん。
もしその人が、あなたが参加している茶道クラブに初心者として参加してきたらどうでしょうか?
そこではあなたの方がAさんよりも上手なんです。
茶道においてはAさんはあなたより下にいるわけです。
そこからわかるように、上下関係なんて、どの環境にいるかによって、コロコロ変わるんです。会社内でのスキルなんて、広い世の中、長い人生の中で、ごく一部にすぎません。
上司と言うのはあくまでもその仕事におけるピンポイントな上司なだけなので、その人に対して卑屈に感じる必要は無いわけです。
人間としては対等です。
それは相手が社長でも同じです。
人間としては対等、あるいは社長の方が悪事をしていてクズだったりすることもあるわけです。
だから、相手が社長でもペコペコする必要もありません。
自分に活かす
それでも世の中の上司は部下に対して叱りますし、ヒドい人になると悪態をつきます。
それに対していちいちクヨクヨしても環境は変わりませんし、そんなのは精神的にも損です。時間のムダでもあります。
むしろ、逆のスタンスをとりましょう。
「お前は仕事が遅い。」
「なぜ報告しなかった。」
「もっと意見を言え。」
「勉強不足だ。」
これらは、自分を高めてくれるアドバイスなんです。
だから反発してもダメです。
例えば、仕事が遅いと言われたら、仕事が速くなるように今まで以上に工夫すべきです。
そうすることで誰がトクしますか?
そうです。あなた自身です。
仕事が速くなって自分の労働時間も減りますし評価も上がります。上司から言われることも無くなります。
誰も損しません。
自分のミスや欠点を指摘されたときに、クヨクヨしたり反発しても何の意味も無いどころか損するだけです。
さらりと受け流し、アドバイスとして活用しましょう。
自分の成長の材料を与えてくれているのです。
ボクは何人かの部下に、
お前は敬語の使い方がおかしすぎる。
と指摘するんですが、ある部下は、
「そう言う性格なので仕方が無いんですよ。」
別の部下は、
「わかりました。改善します。」
どうですか?
前者はいつまで経ってもレベルが低いまま。
後者は徐々に成長しています。
上司と言う形式的な関係の相手が自分を叱責する場合、それをいちいち気にしたり反発しない。むしろ自分を変えるために使う。
それでストレスは減ります。