賃貸物件選び
みなさん、こんにちは!
B-CHANです。
横浜市港北区の妙蓮寺に引越して10日ほどが経過しました。
先日、予告したように引越しの際の不動産の賃貸物件探しのコツを書いてみます。
ボクは今回で引越しは10回目、不動産関連の仕事をいくつか経験済みです。
これまでにワンルームマンション、2階建てのハイツ、戸建て、1K、2LDKなど、様々なパターンを経験し、その良し悪しも把握しました。
今回書くのはあくまでも独身で一人暮らしの男性が前提です。
家族がいる場合はまったく参考になりませんし、女性の心理もボクにはわからない点があるので、あくまでも独身一人暮らしの男性向けです。
普通のサラリーマンを想定しています。
仕事が忙しく、あまり自宅で自炊をする機会は無いモノの、たまにはカレーくらいは作ってみたい人向けかも。
新耐震基準
まず重要なのは建物の耐震性。1981年(昭和56年)6月1日から新しい耐震基準による建築基準法が始まりました。
つまり、これ以前に建てられた建物は旧耐震基準です。
新耐震基準の方が要件は厳しいので地震に強いということになります。
もちろん新耐震を満たしているからと言って絶対に壊れないわけでは無いですが、わざわざ旧耐震の建物を選ぶのはリスクが大きいと言えます。
もちろん旧耐震の建物はそもそも古いので、家賃も安いことが多いです。これを選ぶかどうかは自己責任です。
建物の建築には認可から竣工まで時間がかかるので、1981年以降の建物だからと言って必ず新耐震とは限りません。
ボクは最低でも1985年以降の物件を選ぶようにします。
間取り
これはズバリ言いましょう。
1Kがベストです。
1Kというのはキッチンと部屋がひとつという間取りです。
ただし、キッチンと部屋の間に仕切りが無い方が良いです。
ボクの今の住居が1Kです。ちょっとだけお見せします。まだ片付いてませんが。
向こうがキッチン、手前が部屋ですが、つながっているのでワンルームに近いです。
これまで様々な間取りを経験しましたが、このように、各室が仕切り無くつながっていると、とても便利です。
掃除もラクですし、移動もラクです。
あまり部屋が多いと、ある部屋にいるときに他の部屋が見えないというのはなんとなく不安でもあります。
また部屋と部屋の間に扉があると、扉を動かすためのレールや扉そのものが邪魔になったりします。
あくまでも一人暮らし前提ですが、なるべく仕切りの少ない間取りを選んだほうが快適です。
ごちゃごちゃしているよりシンプルな方が生活しやすいのです。
階
日常の利便性と耐震の観点からボクは2階建ての物件の2階に入居することをオススメします。
ボクは阪神大震災の被災者なので実感が湧くんですが、地震の際、高層の建物はダメージも大きいです。
特に高層建物の低層階は危険です。8階建てのマンションの2階部分だけが潰れている、なんて事例は数多くあります。
よほど高層からの夜景に憧れるなら別ですが、安全性を取れば2階建て物件の2階。
1階でも良いんですが、1階だと窓から強盗などに侵入されるリスクが生まれます。
ボクの前の住居は2階建て物件の2階でしたが、実は今回のボクの新居は2階建て物件の1階です。
1階はすぐに外出できる気軽さがありますが、防犯上、就寝時や外出時には窓のシャッターを閉めるようにしています。
特に就寝時の防犯には気を使いましょう。
浴室
浴室に関しては、先日、換気の話を書きました。
他に浴室に欲しいのは追い焚き機能ですかね。
前の住居は追い焚き機能があったんですが、今回の住居にはありません。
冷めてしまった湯を温めるのに、今だと、温かい湯を継ぎ足すしかありませんが、これ、やってみるとたいした効果は無いですし、湯があふれてムダです。
予算が許すなら追い焚き機能付き物件を。
あと、シャワーの一時停止機能があれば便利です。ボタンひとつで一時的に放水をストップできる機能です。これで節水になります。まあこれは後からホームセンターで買ってくることもできますね。
ただしシングルレバーならワンタッチで簡単に止められますが。
ボクの今回の住居はごらんのとおり残念ながらシングルレバーではなくダブルハンドルですが、ストップ機能があります。
キッチン
電熱式のコンロは避けましょう。あまりにも不便です。
2口のガスコンロを使える物件にしましょう。
あと、スペースをコンパクトにするためにシンクの台の部分が無いタイプがありますが、すごく不便です。広いものはいらないですが、少しでもモノが置けるシンクにしましょう。
さっき少し書きましたが、水道はシングルレバーが圧倒的に便利です。
シングルレバーというのはレバー1本で水量と水温を調節できるレバーのことです。
一人暮らし向けの冷蔵庫については、ここに書きました。
トイレ
洗浄機能付き便座。ぜいたくと言われるかもしれませんが、結局、清潔を保つことが病気を防ぐので、長い目で見たら安上がりです。
玄関
シューズボックスの容量を確認しましょう。大きければ大きいほど便利です。大きすぎても困りません。
傘立てのある物件はほとんど無いので、傘立てを後から置くことを考えましょう。
玄関(靴を脱ぐ場所)と部屋の段差が無い物件がベター。つまり、部屋もキッチンも玄関も同じ高さの物件ですね。掃除が圧倒的にラクになります。
脱衣所と洗面台
浴室と洗面台(あるいはトイレ)が一つになっているモノをユニットバスと言いますが、ユニットバスだと洗面台周りにほとんどモノを置けないので効率が悪いです。
家賃は安いですが時間コストがかかり、結局は高く付きます。時間も大切なコストであることに注意しましょう。
できたら独立した洗面台のある物件を。
洗濯機
一人暮らしでドラム式は避けましょう。
これもさっきの記事に書きましたね。
あと、洗濯パン。洗濯機を置く台です。
昔は多くの物件にあらかじめ設置されていました。そこに洗濯機を載せるわけです。
最近は洗濯パンの無い物件もあります。その場合は、その場所に直接、洗濯機を置くか、自分で台を用意します。
今回のボクの新居は洗濯パンがありません。そこでキャスター付きの台を買いました。
これがとてもすばらしい。洗濯機って一度置いてしまうと動かせないのでカビの掃除もできないし水もホコリも拭き取れないんですよね、特に裏側。
しかしキャスター台のおかげで簡単に動かせて掃除できますし、そもそも下部に空間があるので通気性も良くなり、掃除も簡単です。
洗濯パンの無い(もしくは外せる)物件を選ぶのが良いでしょう。
床
はっきり言って床暖房のようなぜいたくは言いません。一人暮らしですし。
ひとつだけ言うなら、カーペット床や畳床よりもフローリングが良いです。
これはもう圧倒的に掃除がラクです。
カーペットや畳は何かをこぼさないか気を使いますし、劣化も気になります。
また、フローリングなら、カグスベールを使えば、簡単に家具を移動できます。
レイアウト替えにも便利ですし、掃除もラクです。
キャスター付きのチェアは気を付けましょう。そのままだと確実にフローリングを傷つけます。
必ずその箇所にはカーペットなどを敷きましょう。
クローゼット
クローゼットの大きさは重要。とにかく大きければ大きいほど良いです。
大きささえ確保できれば、中は台を使ったり突っ張り棒を使ったりしてアレンジできます。
幅120cm以上くらいのクローゼットが欲しいところ。
窓
窓の多い住まいは明るいですが、窓が多いほど、防犯にも気を使います。
戸建住宅は窓が多いですが、マンションタイプだと、たいていは窓は1ヶ所。角部屋のみ2ヶ所ですよね。
ボクの今の部屋は角部屋なので窓は2ヶ所。うち1箇所は出窓なので比較的外部からの侵入は難しそうです。もう1箇所は大きいので外部からの侵入は容易。なので外出時と就寝時にはシャッターを閉めるわけです。
窓の多さを喜ぶよりも、安全性から、必要最低限の数の方が良いでしょう。
布団・ベッド
最近の物件では布団を片付けるのは難しいです。押し入れなら容易ですが、クローゼットだと衣服を吊るすので、布団を収納するスペースはありません。
かと言って布団を敷きっぱなしにすると場所を取ります。
なのでベッドを選ぶことになります。ベッドなら種類によってはベッドの下のスペースを収納に使えるので、助かります。
玄関の鍵
もうこれは今の時代は、ディンプルキーで。当然、ボクの住まいもディンプルキーでしかも2ヶ所です。ほとんど突破は不可能です。
また、新規入居するのに鍵交換していないケースがあり、その場合は、前の入居者が同じ鍵を持って侵入できてしまいます。必ず鍵交換されたことを念押しして確認しましょう。
あと、ささいな事ですが、玄関周辺の照明は大事ですね。それだけで防犯になります。
ボクの今の物件は玄関が暗くて、帰宅しても鍵穴が見にくいです。玄関用のランプもありません。表札を照らしている小さなランプのみです。これはちょっと失敗でした。
バルコニー
生活上、バルコニーは不要ですが、洗濯物を干せる台がある方が良いですね。
ただし、今のボクは1階なので外に干す気になれず、室内干しもしくは乾燥機です。
インターフォン
1Kにインターフォンが必要かと思われるかもしれませんが、ドアのところまで行くと人の気配を察知されるので、画面付きのインターフォンはあった方が良いです。
コンセント
コンセントの数は人によって必要数が違います。必ずあらかじめシミュレーションしましょう。
どこにどの家具や家電を置くのか。
掃除機を使うときはどのコンセントを使うのか。
洗濯機や冷蔵庫などのコンセントは挿しっぱなしですが、その場合は高い位置のコンセントの方が良いです。低い位置のコンセントに挿したままだとコードが床に置かれた状態になり、掃除が面倒です。
下見
物件を下見に行くときは、可能であれば、昼と夜の2回、見に行きましょう。
夜には昼に気づかないことに気づく事があります。
最寄りの駅やバス停からの徒歩での時間を実際に自分で歩いて計測しましょう。
周辺の街も歩きまわって施設を確認しましょう。とくにコンビニとスーパーと金融機関の場所の確認は重要です。
また、内見の際にはメジャー(巻き尺)を持参して、各所の長さを測ってメモしておきましょう。
ゴミ
自分の部屋からごみ収集所までの経路を確認しましょう。遠くて意外と面倒なことがあります。
まとめ
実際には予算の都合もあり、理想的には行きませんし、理想的な物件が空室とも限りません。
その場合、どの項目を優先するか、どの項目を切り捨てるかを決めておきましょう。
物件選びは戦略的に。
もう3月末なので、今年の引越しのピークはほぼ終わりですが、この記事が今後引っ越す人の参考になりますように。