回転寿司
歳のせいか、最近、何を食べてもおいしく感じないB-CHANです。
年末ですね。
ゆるい話でも。
いまや日本を代表する外食産業となった回転寿司。
昔はボクはおいしいと思って食べに行っていました。
若かったですからね。
まあ100円と考えれば確かにおいしい。
実際にはホンモノでは無くそっくりさんの魚が使われていることもあるんでしょうが、まあおいしければOK。
たまに、100円にとどまらない高価な回転寿司店に行くこともあります。
職人さんが握っていて回転レーンに乗せるので、もはや回転寿司のチープ感は無く、ちゃんとしたにぎり寿司です。
そちらは確かにおいしい。
回転寿司チェーンって競争が激しく、各チェーンごとに工夫を凝らしているんですよね。
食べ終わった皿を1枚ずつセットしていくと5枚ごとに抽選が行われる「ビッくらポン」と言うシステムのくら寿司。
子供にウケが良さそうです。
タッチパネル注文
今では多くの店で見かけるようになったタッチパネルでの注文。
導入されたのはボクがまだ関西に住んでいる頃なので10数年前ですかねえ。
当時の大阪の堺市(だったかな?)のくら寿司に導入されたと言うことで、新しもの好きのボクはさっそく店に行きました。
すると大行列。
もともと当時のくら寿司は人気店で食事時には行列ができていたんですが、タッチパネルの導入が報道されたおかげで大行列。
回転寿司なのに2時間近く待つことになりました。
もはや、いつもの行列なのか、それともタッチパネル見たさの行列なのか、よくわかりません。
ボクたちも空腹に耐えながら行列で待ち続けました。
人間とは不思議なモノで、1時間も待てば、今度は、
「ここであきらめたら、ここまでの1時間がムダになる。」
と思ってしまって、結局、最後まで待ってしまうんですよね。
サンクコストの概念があれば、ムダな時間を過ごさなくて済むんですが。
なんとか最後まで並び、ようやく寿司(と言うかタッチパネル)にありつけることになったボクたち。
驚きました。
タッチパネルの画面にはリアルなコンピュータグラフィックスで、様々な魚が泳いでいます。
そうです。
単にタッチして注文するのでは無く、その魚がリアルに泳ぐ様子を見ながら注文できるのです。
確かに、楽しいですね。
泳ぎ回る魚を見ながら注文するので、とにかく注文に時間がかかります。
結果、回転率が落ちるので、行列が長くなるんですね。
ボクたちも、ワイワイ言いながら注文しました。
実は、その直後に、ボクたちは、残念な事実を知ることになります。
みんながタッチパネルで注文するので、レーン上を回ってくる皿がすべて注文品。
つまり、回転寿司の楽しみのひとつである、回転している寿司を取ることがまったくできないのです。
タッチパネルで注文してレーンで運ばれてくる寿司を取るだけ。
その後、現在に至るまでにタッチパネルは普及し、今では珍しくも何とも無いので、さすがに今では、レーン上には一般の皿と注文皿が混在するようになりました。
まあ、普通の回転寿司に戻ったわけです。
わざわざ2時間もかけて並んで、タッチパネルで注文してレーンで運ばれてくるだけの寿司。
行列と言うのは人間の思考力を惑わせるモノです。
今のボクは冷静なので、なかなか行列に並ぶことは無くなりましたが。