非天マザー by B-CHAN

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キツい恋愛体験談

恋のバイク 

 

結婚適齢期という、わりとどうでも良い概念を華麗に無視しているボクですが、恋愛経験はそれなりにあるわけで、今回はその中で大昔の話。

 

若い頃。

すごーく若い頃。

ボクにカノジョがいました。

 

カノジョはアクティブで、オートバイの免許を持っていました。

中型二輪というヤツで、400ccのバイクに乗れます。

カノジョが乗るバイクは250ccのホンダVTZ。

ホンダのベストセラーバイクのひとつです。

 

ボクは普通の四輪免許しか持っていなかったんですが、カノジョと付き合うことになって、中型二輪の免許を取りに行きましたよ。

自動車学校に通って数週間ですかね。

わりとすんなり取れました。

中型二輪免許って、倒れたバイクを自分で起こすテストとか、細い一本橋を渡るテストとか、いろいろ面倒なんですが、そんなに苦も無く取れました。

 

取ったらもちろんバイクを買うことになるんですが、ボクは単にカノジョと付き合うためにバイクの免許を取ったので、バイクの車種に関する知識はほぼゼロ。

 

というわけで、カノジョに教えてもらいました。

カノジョは近所の中古バイク屋さんを紹介してくれたんですよ。

そこの若い兄さんが詳しく教えてくれて、その店で買うことになりました。

ホンダのVF250F。

VTZの兄弟車です。

 

ツーショット

 

その後のボクはどうなったか。

実はカノジョと二人でバイクツーリングに出かけたのは1回だけ。

 

なぜだかわかりますか?

 

ボクは当時、実家暮らしをしていたので、実家の自動車を借りてよくドライブしていました。

なので、デートが終わるとボクがカノジョを家まで送ってたんですね。

 

ある日、バイクのメンテナンスの話があるので、例の中古バイク屋のお兄さんとカノジョとボクで会って、話をして、最後に別れるときに、なぜかカノジョはそのお兄さんのクルマに乗り込んだんです。で、そのまま帰ってしまいました。

変ですよね。

ボクもその場にはクルマで来てたので、当然、ボクが送るはずでした。

 

 

おかしい。

 

数日後、ボクはその時の話をカノジョにしてみました。

変だよね、って。

するとカノジョはあっさり、

 

二股

 

を白状してしまったんです。

ああ、白状してほしくなかった、そんなにあっさり。

 

何ともひどい話じゃ無いですか。

ボクはカノジョと付き合うために自動車学校に通い二輪免許を取り、その挙げ句に、二股の相手の男性からバイクを買わされてしまったわけです。

 

ひ・ど・い

 

カノジョもカノジョで、よく自分のカレシに二股の相手からバイクを買わせようとしますよね。

神経を疑うというか何というか。

 

でも、カノジョと破局した後日、別の友人から聞いたんです。

実はカノジョは二股なんてしてなかったとのこと。

 

え?

 

よく聞くと、さらにひどかったんです。

以前通っていた自動車教習所の教官とも付き合っていたり、職場の上司とも付き合っていたり。

そうです。

二股では無く、四股あるいはそれ以上だったんです。

 

ははは。

ボクは思いっきり悪影響を受けたので、人生変わりましたよ。

 

なお、その5年くらい後に、カノジョから連絡が来ました。

またボクと付き合いたいとのこと。

 

しかしボクはもう別世界の人間になっていました。

カノジョとはもちろん別世界ですし、もっと言えば、この世界とも別世界。

ボクは一般の多くの人とは異なった生き方をしてるのは、その時の影響が大きいのかも。

 

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