非天マザー by B-CHAN

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体罰の思い出

小学校

 

 

ボクは昭和生まれなので、まだまだ体罰が普通にある時代でした。

今の社会では信じられないかも知れませんが、体罰は先生の特権と言うか、先生は殴る存在でした。

ボクは小学校の6年間で4人の担任の先生のクラスになりました。

大阪の八尾市で小学校に入学し、3年生の夏休みに奈良県に引っ越し。

小学校の途中、しかも学年の途中での引っ越しで、さすがに子供のボクは泣きじゃくりました。

 

そして、小学6年生。

当時、学校で一番怖いと言われていた先生が担任に。

普段は面白いんですが、起こると怖い。

典型的な熱い小学校教師でした。

 

ボクはその頃は丸刈りでは無く、普通にさらっと髪を伸ばしていました。

特にロン毛では無かったんですが、坊主頭とも違う、普通の髪型でした。

 

そこに先生が目を付けたんですね。

明日までに髪を切って来い、と言ったんです。

まあボクにしてみれば、わけがわかりません。

明日までに髪なんて切れませんし。

で、そんなことは忘れて、翌日も普通に学校に行きました。

そうしたら、ボクを含め、何人かが立たされました。

髪がそのままだった生徒たちですね。

そして、先生はおもむろにハサミを取り出して、ボクの前髪を少し切ったんです。

 

これ、傷害罪ですよね。

 

髪なので痛くもないんですが、帰宅後に親に何となくその出来事を話すと、さすがに親は怒りましたね。

学校に抗議を入れました。

さすがに当時としても、教育指導としても、異常だったんでしょうね。

 

 

高校

 

 

ボクが通っていた高校はかなりの進学校で、いまでは全国トップレベル校のひとつかもしれません。

テレビの高校生ウルトラクイズと言う番組でも常連のようです。

 

ボクが入学した頃は、その高校はまだ歴史が浅く、ボクは2期生です。

先輩はひとつ上の学年だけでした。

1コマが60分の授業を1日に7コマも行う、超絶スパルタ進学校でした。

授業が長すぎるため、午前中に3コマしか入らなくて、午後から4コマです。

7時間目が終わるのが夕方5時半近く。

それが毎日でした。

 

厳しいスパルタ校なので、指導も厳しく、竹刀を持った体育教師が廊下を見回っていました。

そんなの漫画の中だけの世界かと思ったんですが、実際にあったんですね。

 

ボクは学年で1位になるくらい優等生だったので、先生からは優遇されていたんですが、そうではない生徒は大変でしたね。

宿題をしてこなかったり、テストの点数が悪い生徒は、机を蹴飛ばされたり、殴られたりしていました。

ある生徒が殴られた瞬間、鼻血が猛烈に吹き出したんですよ。

殴られて鼻血が吹き出すなんて、それも漫画の世界だと思っていたんですが、現実なんですねえ。

教室の床が血だらけですよ。

 

そんな教育に対しては賛否両論。

親は子供を厳しく指導して欲しい、成績を上げて欲しいと言う気持ちでスパルタ校に入れているので、好意的な意見もありました。

 

でも、人間、暴力では育ちませんよ。

ボクは一度も殴られず、優遇されつつ、学年トップ。

学習塾にだって通ったこともありませんし、親から勉強を強要されたこともありません。

完全に自分の意思で学習、独学。

 

とは言え、さっきも書いたように、その高校は今では全国トップレベル。

今はどうなんでしょうね。

体罰への風当たりが厳しい現在。

それでも校内では、血が噴き出すような指導をしているんですかねえ。