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00000JAPAN、災害用統一無線LAN(Wi-Fi)を使うのがためらわれる理由

災害用無線LAN 

 

今回の熊本県を中心とした震災で、災害用の無線LAN(Wi-Fi)が解放されています。

それが、

 

00000JAPAN

 

です。

パスワード入力不要です。

誰でも自由に接続して使えるようになってるんですね。

ソフトバンク、au、ドコモが共同で運用しています。

大手キャリアが運用しているので安心です。

と言いたいところですが、これがそうは言えないんですねえ。

 

本物か

 

Wi-Fiスポットって自由に名前を付けられるんですよ。

ということは、誰かが、

 

00000JAPAN

 

という名前で個人的に立てたWi-Fiスポットが存在するかもしれません。

それが通信内容をのぞき見するためのモノだったら。

うーん、危ないですねえ。怖いですねえ。

 

暗号化されない

 

仮に本物だとしましょう。

しかしパスワードも無いフリーのWi-Fiって、実は通信が暗号化されないんですよ。

つまり、誰かに通信を傍受されれば、中身を読み取られます。

プライベートな内容や大事な内容を送受信する気にはなれませんね。

 

ジレンマ

 

ボクは別にこういうWi-Fiを批判したいのではありません。

利便性と安全性が相反する事例だと言いたいのです。

スピードが速いクルマほど、早く遠くへたどり着けますが、事故が起こった時のダメージは大きいですよね。

スマートフォンの画面が大きければ大きいほど見やすくて便利ですが、他人からのぞき見られるリスクも増えます。

便利になればなるほどリスクも大きくなる。ジレンマですね。

 

被災地で便利に使えるように解放されたWi-Fi。

その利便性のために、のぞき見されるリスクもあります。

 

使ってはいけないのではなく、使う場合はあらかじめ、そのリスクを知っておいて欲しいのです。

ネットのニュースなどを見るには問題無いですが、例えばパスワードを入力してログインするようなサイトには行かないほうが良いでしょう。

 

今後、パスワード無しで誰でも自由に接続できる暗号化Wi-Fiが実現できることを願って。

 

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