非天マザー by B-CHAN

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ゲーマーのボクが嘆くスマートフォンゲーム

ゲームは宝だ

 

ボクはゲーマーです。

 

これまでの人生で一番好きなゲームは、SEGAのスペースハリアー。

まずは音楽が大好きです。聞いてください。


Space Harrier Music - MAIN THEME

 

そして、実際のゲーム中の動画がこちら。


Space Harrier - Arcade Longplay

 

このゲームがゲームセンターに登場したのは1986年。もう30年も前のゲームです。

しかし、当時のコンピューターグラフィックスの中でも群を抜く美しさ。

この頃のSEGAのゲームはどれもゲーマーを夢中にさせました。

このグラフィックにこの音楽。

そしてシンプルなゲーム性。

なにせ画面の奥に向かって主人公のハリアーがひたすら走るんです。

障害物を避け、敵を打ち落としながら。それだけ。

操作はレバー1本とボタン1個。

ゲームをプロデュースしたのは鈴木裕さん。

そしてこの名曲を作曲したのがHiro師匠(川口博史さん)。

 

このゲームのもうひとつの特徴は筐体です。

ムービングシートと言って、シートごと動きまくるんです。


20140329指宿いわさきホテル「スペースハリアー」

 

どうですか、この大きなレバーを振り回してボタンを叩いて撃ちまくる。

 

スマホはゲームの楽しみを狭める

 

いまはスマホの時代です。

多くの人がスマートフォンでゲームをします。

従来のゲームとスマホのゲームの最大の違い、わかりますか?

画面の大きさ?

いや、もっと大きな違いがあります。

それは、スマホのゲームは指で画面が隠れてしまうということです。

これはホントにもったいない。

多くのアプリケーションは指で画面をタッチすることで直感的に操作できるので使いやすいです。

でもゲームだけは違うと思うんですよね。

スペースハリアーには、あの専用の大きなレバー。

あれが無いとそもそもゲームバランスが変わってしまうんです。

家庭用ゲーム機の十字タイプのコントローラーではダメなんです。

なぜなら、あの大きなレバーはアナログスティックだからです。

だから、レバーを小さく倒せばハリアーは小さく動き、大きく倒せば大きく動きます。

十字ボタンだと押すか離すかの2段階しかありません。デジタルです。

だからゲームバランスが異なるんです。

ゲームにはそれぞれ適したコントローラーが必要です。

格闘型ゲームには握りやすいレバーとキック・パンチのボタンがあるコントローラーが圧倒的に適しています。

上下左右に移動するタイプのゲームなら十字タイプのコントローラーが向いています。

ほとんどのアクションゲームにはタッチパネルは向いていません。

 

スマートフォンの普及によって、スマートフォンに数多くのゲームが移植されていますが、それは決して特性を考慮したモノではないです。

単にユーザーが多いから、マーケットが大きいから移植した。

それだけです。

そういう意味ではゲーム業界は衰退しています。

もちろんポケモンGOのようにスマホの特性を活かした面白いゲームもありますが、それはあくまでも数多くのジャンルのひとつにすぎません。

 

かつてスティーブジョブズが画期的な新製品でマーケットを生み出したように、ゲームでも既存のメジャーハードウェアに囚われること無く、最適なゲームに最適なハードウェアが登場してくれればうれしいです。

 

MTJさんが作ったバブルボブルという名作ゲームがあって、ボクも何千回もプレイしたんですが、iPhone版ではまったく面白くありませんでした。

 

バブルボブル ダブル

バブルボブル ダブル

  • TAITO Corporation
  • ゲーム
  • ¥600

 

このゲームには左右に移動するためのレバーとジャンプボタンと泡を吐くボタンが必要です、絶対に。


Arcade Longplay [350] Bubble Bobble

 

どうかこの先もハード優先のゲーム業界に陥りませんように。

面白いゲームに合わせた最適なハードが登場する。

それを期待しています。

ゲーマーB-CHANとして。