画期的キーボードアプリ
みなさん、こんにちは!
B-CHANです。
ドコモが新しい文字入力アプリを出してきました。
iPhone用です。
このアプリ、実に画期的です。
なぜか。
それは、画面を見なくても文字入力ができるからです。
実は、世の中の工業製品には、とても大切な話があって、それは、見なくても操作できるかどうかという話なんです。
例えば一番わかりやすいのは自動車。
スピードを上げるためにはアクセルペダルを踏みますよね。
もしこれがパソコンのようなマウス操作だったらどうでしょう?
マウスカーソルを動かして「加速」ボタンをクリックする、みたいな。
だとしたら、人間は絶対にマウスカーソルを見る必要があるんです。
つまり、自動車の前方の景色から目が離れることになります。
これって自動車のユーザーインターフェースとしては致命的ですよね。
アクセルペダルもブレーキペダルも、人間が見なくても操作できる点に重大なポイントがあるわけです。
重要なポイント
自動車の話では安全性に重点が置かれました。
他にどういう話があるでしょうか。
例えばパソコンの操作。
ボクはパソコンのキーボードを見なくても文字入力できます。
タッチタイピングとかブラインドタッチとか呼ばれる技術です。
そうすると、キーボードを見ながら文字入力する人と比べて圧倒的に高速に文字入力できるわけです。
また、例えばボクはマイクロソフトのExcel(エクセル)の操作をほとんどマウスを使わずに行います。
キーボードで行うわけですね。
例えば横一列のセルを選択するには、SHIFTキーを押しながらスペースキーを押すわけです。
もしこの操作を知らなければ、横一列のセルを選択するにはマウスで行うしかありません。
マウスで行うにはマウスカーソルを見る必要があります。
時間もかかります。
キーボードなら見る必要が無く一瞬です。
結果、非常に作業が効率化できるんですね。
3つめのメリット
見ないで操作できることによるメリットは、
- 自動車では安全性
- パソコンでは効率化
そして、もうひとつ大切な要素が、今回のドコモのアプリによって実現されました。
そうです。
iPhoneの画面のキーボードを見ずに文字入力ができるということは、目の不自由な人にも文字入力の機会を拡大するんです。
従来のガラケーならハードウェアのボタンがあったので、ある程度目が悪くても操作はできました。
でもスマートフォンの画面ではお手上げ。
画面のキーボードを正確にタップする必要があるからです。
ところがこのドコモのキーボードにより解決されました。
画面の特定の位置を押すことで何かを入力するのではなく、指の動きによって入力する。
そうすることで問題が解決できたわけです。
そしてこの方式は目が悪く無い人にも朗報です。
なぜなら画面を見ずに操作できるようになれば、まさにパソコンのタッチタイピングと同じ意味合いになるからです。
つまり効率化ですね。
画面を見て決まった位置に指を合わせるという時間が省略できます。
で、実はボクはこの操作性で、ある機械を思い出したんです。
その機械とは、AppleのパソコンであるMacに搭載されているトラックパッドです。
以前ボクは、Macのトラックパッドは他のWindowsパソコンのタッチパッドとは比べものにならないくらい使いやすいという記事を書きました。
その理由が今あらためてはっきりしましたよ。
そうです。Macのトラックパッドの操作は特定の位置を押すのではなく、指の動きによって実現されるんです。
多くのWindowsパソコンのタッチパッドでは、右クリックするにはパッドの右下を押す必要があります。つまり場所が指定されているんです。
でもMacのトラックパッドで右クリックするにはどこでも良いのでとにかく2本指でクリックすればいいんです。
Windowsパソコンで上下スクロールするときはパッドの右端をこすります。
しかしMacではどこでも良いのでとにかく2本指でこするだけ。
この「どこでも良い」というのがポイント。
つまり手元を見なくて良いんです。
世間の多くの人は、Macはデザインだけのパソコンだと誤解しているかも知れませんが、あらためて言っておきましょう。
Macの最大の特徴はその優れた操作性です。
Macを使ったことがなくてもiPhoneを使ったときにその一端を知った人は多いんじゃないでしょうか。