世間になじみの無いジャンル
世の中にはいろんな電気製品があるんですが、これは何に使うのだろうと思われがちな製品のひとつがオーディオインターフェースだと思います。
例えば、これがオーディオインターフェースです。
オーディオインターフェースと言う名前から、音楽関係だと推測できますよね。
音楽関係としては、最近、ボクはiMacにスピーカーをつなげた記事を書きました。
一般的なパソコンにはほとんど、音声出力端子と言う穴が開いています。
そこにスピーカーを挿せばそれでOK。
パソコン内蔵のスピーカーはたいていは貧弱なので、スピーカーを挿すだけでも音質は良くなることが多いです。
オーディオインターフェースの役割
パソコンは何でもできる万能マシンですが、例えばそのひとつが音楽制作。
今どきのミュージシャンは多くがパソコンで作曲しています。
作曲のためのアプリはたくさんあって、例えばボクが好きなReasonもそのひとつ。
パソコンで音楽を作って、それをパソコンにつないだスピーカで聞く。
それでは趣味の世界です。
せっかく音楽を作るならもっと良い音質で聞きたいモノです。
また、曲を作るには楽器が必要です。
Reasonと言うアプリにはたくさんのシンセサイザーアプリが内蔵されていて、数多くの楽器の音を出せるんですが、自分でギターなどを演奏したい人もいますよね。
つまり、パソコンの外にある楽器の音を録音したいわけです。
実はオーディオインターフェースとは、それを実現する道具です。
オーディオインターフェースには、複数の入力端子と出力端子があります。
入力端子にギターやマイクをつなげれば、それらの音を取り込むことが可能です。
パソコンとは主にUSBで接続します。
オーディオインターフェースに接続したギターの音がオーディオインターフェース経由でUSBを通ってパソコンに入り、パソコン内の作曲アプリで作った音と合成されたり、ギターにエフェクトをかけたりできるわけです。
そうやって最終的にできあがった曲は、再びUSBを通ってオーディオインターフェースにやってきて、オーディオインターフェースの出力端子に出て行きます。
出力端子にはもちろんアンプやスピーカーをつなぐわけです。
オーディオインターフェースを使うと、パソコン単体で処理するよりも、パソコンの処理の負担が減ります。
音に関する処理はオーディオインターフェースがやってくれるわけですから。
それによって、音質も向上しますし、処理の遅れも減ります。
ボクはいまはiMacに直接、スピーカーをつないでいますが、今後はオーディオインターフェースを買って来て、そこにスピーカーをつなぐ予定です。
音楽制作と書きましたが、単純にパソコンで音楽を聞いたり映画を見たりする人にもオーディオインターフェースはオススメです。
それだけで音質が劇的に向上するからです。
ちなみに、ボクの音楽制作歴は長く、20年ほどになります。
ですが、ボク自身、上記で紹介したような単体のオーディオインターフェースを使ったことはありません。
かつて所有していたのはデスクトップミュージック(DTM)用のマシンである、ローランドのSD-90でした。
SD-90はシンセサイザーとオーディオインターフェースが一体化したマシンです。
もうずいぶん前の機械なので、いまでは中古でしか手に入りませんが。
あれから時代は進みました。
昔からシンセサイザーと言えば、鍵盤楽器の形をしているのが当たり前でしたが、いまではパソコンで音を出すソフトウェアシンセサイザーが主流です。
パソコン用に大量のソフトウェアシンセサイザーアプリが登場しています。
もうSD-90のような外部のシンセは珍しいんですよね。
そりゃそうです。
ハードなら、新しいのが出たら買い換える必要がありますが、ソフトなら、どんどんアップデートできますから。
ボクはピアノを習っていたわけでもありませんが、それでも上記のReasonで作曲できます。
音符を1個1個入力しなくても、既存の音の素材を貼り合わせるだけで新しい音楽ができあがります。
この記事を読んだ人の中から、作曲に興味を持つ人が出てきてくれるとうれしいです。