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非天マザー by B-CHAN

iPhoneの使い方、IT、金融、経済、不動産、保険、ビジネス、音楽、映画、ニュース、自己啓発などを語ります。

こんなニュースは疑うべきという事例

ニュース パソコン

学力

 

このニュースを見た人、多いと思います。

 

www.j-cast.com

 

要するに、大人の学力低下の話です。

このニュースを見たときに、

 

「へえ、そうなのか。」

 

と単純に思ってしまった人は甘い。

これほど疑問が湧くニュースも珍しいですからね。

つまり、ニュース自体が怪しいということです。

もちろん理由はあります。

 

スラッシュ

 

今回の調査対象が20歳代の技術者というのがヒント。

若い人たちです。

幼い頃からパソコンにも慣れている人たちが多いでしょう。

その前提で次の図を見てください。

 

計算結果

 

 

Aのパターンで問題が出題されたのだとすると、2通りの解釈ができますよね。

ポイントは"/"(スラッシュ)記号です。

1/3と表示されている場合、ひとかたまりで、「三分の一」とも解釈できますし、「1割る3」とも解釈できます。

もし、「三分の一」と解釈したのなら、Aの数式の回答は1ですし、「1割る3」と解釈したのなら、Aの数式の回答は9です。

つまり、Aのように出題されたのなら、解釈が2通りあるために、回答も2分されてしまいます。

この場合、どちかかが誤答とされてしまっても、それは学力の低下とは何の関係も無い訳です。

パソコンでプログラミングをする人なら、スラッシュは割り算の意味で常識的な記号ですし、プログラミングまではしなくても、エクセルでの数式入力でもスラッシュはおなじみです。

 

もし、上記のBのように出題したのなら、確実に回答は1が正解です。

それでも正答率が低かったのなら、学力の低下を疑っても良いでしょう。

しかし、今回のニュースでは、そのあたりがはっきりしません。

もし、Aのように出題されていたのなら、解釈によって回答は分かれますから、正答率は、学力に関係なく落ちるのが当たり前です。

まずは、AなのかBなのか、きちんと情報が開示されないと断定できません。

 

なので、今回のニュースを読んだだけで、

 

「学力が低下しているんだな〜。」

 

と思ってしまう人は思考が甘いです。

もっと言えば、このニュース自体が、そういう意味では甘すぎるんですよね。 

 

冤罪を防ぐ

 

今回は良い事例でしたが、世の中には論理的に考えて疑わしいニュースがたくさんあります。

しかし、それを深く考えることなく、断定してしまう人がたくさんいるのも事実。

そして、その結果、誤った判断をして、何の罪もない人を犯人だと決めつけて、自宅に抗議電話をする人がいたりします。

迷惑そのモノですよね。

 

みなさん、ニュース(に限らずあらゆる情報)は鵜呑みにせず、まずはきちんと論理的に考えましょう。

それが本当に善悪を判断する大きな源泉になります。