日本シリーズ
プロ野球の日本シリーズが終わってしまいました。
ボクには特定のファンのチームがありません。
12球団、全部のファンです。
ある1チームのファンになってしまうと、そのチームの試合が無い日はつまらないじゃないですか。
それってもったいないですよね。
12球団全部のファンになっておけば、あるチームの試合が無くても他のチームの試合があれば楽しめます。
まあ、あえて言うなら、強いチームが好きです。つまり日本一になるチームです。
だから、毎年毎年、変わるんですよ。
今年はファイターズのファンでした。
去年はホークスファン。
2013年ならイーグルスファンでしたし、1996年はブルーウェーブを応援してました。
なぜ強いチームが好きか。
それはプロだからです。
よく、一部の解説者が、
「気持ちで打った。」
と言いますが、気持ちで打つなら素人でもできます。
プロは素人には無い技術があります。
それを見せてこそ、プロだと思うんですよね。
おカネを取るだけの技術、それがプロの証でしょう。
だから、残念ですが、ボクがカープやベイスターズのファンになることは非常に少ないんですよね。
まあ12球団のファンと言う意味ではそれらのファンでもあるんですけど。
プロ野球の危機
ボクは大阪生まれです。
34年間は関西のあちこちで暮らしました。
大阪、奈良、宝塚、尼崎など。
周りにはタイガースファンが多いです。
そんなボクが東京に引っ越してきて、よく聞かれましたよ。
「大阪生まれだから、タイガースファン?」
ボクの答えはいつもいっしょ。
「大阪生まれだからタイガースファン、そんなつまらない固定概念は無い。」
タイガースが強ければタイガースファンになるし、バファローズが強ければバファローズファンになる、それだけです。
残念ながら、タイガースが強いこともバファローズが強いことも、あまり無いんですが。
遠い昔、お付き合いしていたカノジョが熱烈なタイガースファンでした。
なぜそんなにタイガースファンなのか、不思議なほどでした。
ボクは次のように尋ねてみました。
「タイガースの選手のカラオケ大会と、他のチームの選手の野球の試合なら、どっちを見る?」
すると彼女は、当たり前のように答えました。
「もちろんタイガースの選手のカラオケ大会。」
そうです。もはや野球ファンでもなんでも無いんです。
タイガースファンなのです。
結果、ボクはますますわけがわからなくなりました。
なぜそこまでタイガースファンなのか。
「じゃあ、もし、いまのタイガースのA選手が、最初から他のチームに入団していたら興味あるの?」
「もちろん興味ない。」
そうです。彼女はタイガースの選手にすら興味は無いのです。
ただ、その選手がタイガースにいるから応援するだけであって、その選手が他のチームに行ったら興味は無いんです。
野球も選手もどうでもよく、単なるタイガースファンなのです。
もうボクは尋ねるのをやめました。
だって、宗教と同じですもん。
理由は無いけど、とにかく好き。
でも、熱狂的なファンって、そういう人、多くないですか。
これ、プロ野球の危機ですよ。
だって、野球が面白くてファンになってるわけじゃないんですもん。
最近は、各球団がファンサービスにチカラを入れてます。
試合後のトークショーや球場の娯楽施設など。
でもそれらって、野球では無いですよね。
野球場で花火が上がるのを見たいから球場に足を運ぶ。
それって、野球ファンを増やすと言う本質からは外れてますよね。
確かに短期的には球団経営にプラスかもしれませんが、長期的には野球のマーケットを拡大しないと意味が無いですよね。
つまり、野球そのものが「面白い」「すごい」と認識されないと。
ボクはそう言う目線で見ているから、強いチームが好きなんですよね。
世の中には多くのプロ野球「チーム」ファンがいます。さっきのタイガースファンのように。
でも、ボクのようなリアルプロ野球ファンって少ないと思うんですよね。
ファンのチームの試合が無い日は、たとえ他のプロ野球チームの試合があっても興味が無い、そう言う人、多いでしょ?
自分はジャイアンツファン、だから、マリーンズとライオンズの試合だけやってても見ない。
それは野球ファンでは無くジャイアンツファンなわけです。
この話、かなりリアルだと思うので、プロ野球はかなりの危機だと思っています。
以上、ファイターズはおめでとうございます。カープもお疲れ様でした。
あ、ボクはサッカーやバレーのファンでもあります。