大谷翔平
大谷翔平選手のメジャーリーグデビューは、まだ試合数が少ないですが、とりあえずは大成功。
投手として、そして、打者として良いスタートを切りました。
日本での二刀流をメジャーリーグでも実行していて、見ている方も楽しいものです。
一方、野球評論家の中には、二刀流に批判的な人も少なからずいます。
別に、江本孟紀氏だけでは無いですが、たまたま記事を見つけたので載せてみました。
大谷選手の二刀流に批判的なすべてのプロ野球評論家に言いますよ。
あんたら、プロ野球を滅ぼす気か!
ファンの心理
ボクは別にファンの意見がすべて同じだとは思いません。
投手に専念して欲しいと言うファンもいれば、打者に専念して欲しいと言うファンもいます。
しかし、大谷選手の売りは二刀流。
それは、セ・リーグで投手が打席に立つ意味での二刀流では無く、打者としても投手としてもハイレベルを目指す二刀流なんですよ。
そして実際、それを楽しみにしているファンが大勢いるのは事実。
例えば、仮に、大谷選手が投手に専念して200勝を達成したとしましょう。
そうすれば超一流投手の仲間入りでしょう。
でも、それって、数ある200勝投手がひとり増えるだけなんですよ。
例えば、仮に、大谷選手が打者に専念して2,000本安打を達成したとしましょう。
そうすれば超一流打者の仲間入りでしょう。
でも、それって、数ある2,000本打者がひとる増えるだけなんですよ。
大谷選手が目指すのは、そこじゃないわけです。
例えば、100勝1,000本安打。
これを達成した選手はひとりもいません。
数ある超一流選手がまた一人増える。
それも確かにすばらしいかもしれません。
でも、ひとりのファンとして、誰も成し遂げたことの無い記録に挑戦してほしいんですよね。
大谷選手って、それにチャレンジしていて、その素質がある希有な存在です。
そこにファンの夢を乗せています。
投手としての勝ち星、あるいは、打者としての安打、どちらか一方だけの「記録」としてすばらしい成績を残すことだけが一流選手ですかね。
例えば、大谷選手は投手として日本最速の165km/hと言うスピードボールを投げました。
それにファンは興奮するんですよ。
イチローのレーザービームに興奮するんです。
それぞれの数値はトップで無くてもトリプルスリー(3割30本30盗塁)に興奮するんです。
未踏の領域に挑戦する選手と、それを応援するファン。
それを無視する評論家。
そんな評論家たちがいなくなれば、もっともっとプロ野球ファンが増えると思うのはボクだけでしょうか。
まあ、ボクなんかは、その手の評論家が解説する試合中継はスルーすることにしています。ひとりのプロ野球ファンとして。