非天マザー by B-CHAN

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詐欺(さぎ)にだまされないために

警察官を無条件に信用しない


相変わらず振り込め詐欺のような詐欺事件は多いですねえ。
しかも、ある手法がマスコミで報道されると、また別の方法が出てくる。
まさにいたちごっこ。
完全に頭脳犯罪なので、だます側とだまされる側とで、より高度な頭脳を持つ方が勝ってしまうわけです。残念ながら。
次々と新手の手法が登場するので、完全に防ぐことは難しいでしょう。
こうやって書いているボクが次の被害者になるかも知れません。
できることは完全な防御ではなく、できるだけだまされる確率を下げる、ということではないでしょうか。
だまされる確率を下げる最大の方法は、とにかく情報強者になることです。つまり情報をたくさん集めることです。
これは別に詐欺に限った話ではなく、情報の豊富な人は有利です。
例えば、物を買うときに価格の安い店の情報を持っている人は安く買えます。逆に情報不足の人は同じ物を高い店で買うことになり損をします。
情報が豊富、つまり知識が豊富な人は、自分だけではなく人にもいろんな事を教えることができます。世の中に対する貢献度も上げやすいわけです。
普段からたくさんの本や新聞などを読み、いろんな人と交流して情報交換することが大事です。
詐欺に関しては、できるだけいろんな手法を知っておけば、万が一遭遇しても、
「ひょっとしてこれって詐欺じゃないか?」
とピーンと来ることができます。
ボクは以前、海外旅行をしたときに、日本人観光客をだます人たちに遭遇しましたが、あらかじめそういう手法を知っていたため、だまされるどころか、むしろ、だまされたフリをして、わざと付いて行って、その人たちを翻弄してきました。
とにかく、情報=知識が豊富な人は、自分にも他人にも役立つ人です。
あと、詐欺にあわないためには疑うことも大事です。ここでも知識が生きてくるのですが、過去の詐欺事件の情報を集めてみると、信用性の高いと思われている人物の名を語ることが多いです。
例えば、警察官とか銀行員とか、あるいは身内の者とか。
なので、もし見知らぬ人が警察官などを名乗ってきた場合、まずは疑ってみることです。
本物の警察官には申し訳ないですが、犯罪被害に遭う確率を下げるためにはやむを得ない事です。
ボクは、昨年の4月に世田谷区に引っ越してきて一人暮らしをしてるんですが、先日、玄関の呼び鈴が鳴り、見てみると、警察官が2名立っていました。
聞くと、世帯調査を行っているとのこと。特に一人暮らしの人なんかは、万が一事件に巻き込まれたりしたときに、どこに連絡すればよいかというのを警察が把握しておいた方がいいので、そういう情報を調査しているとのこと。
警官は丁重に警察手帳を見せてくれました。
そして、
「この用紙に実家の連絡先を書いていただけませんか?」
と言いました。
そのときにボクは、大変申し訳ないと思いながらも、
「あなたたちが本物の警官である保証もないし、その手帳も本物かどうかがわからない」
と言いました。
警官たちはうろたえていました。
ただ、彼らは任務として行っているだけなので、ボクとしては、彼らが本物の警官であり、その調査が本当に公式に行われているものだとわかれば当然受け入れるつもりでした。
そこで、彼らをしばらく待たせて部屋に戻り、ネットで、地元の管轄の警察署を調べ、実際に電話をかけました。
このとき、警察署の電話番号を今来ている警官に聞いてはいけません。なぜなら、それがニセの番号かもしれませんから。
ボクは電話で聞きました。
「今、○○という警官が来ているが、本当にそちらに所属しているかどうか、そして、そういう調査も事実かどうか」
すると、間違いない、という答えが返ってきたので、改めて表で待っている警官たちに協力しました。
決してスマートとは言えませんが、今でも多くの詐欺事件が発生し、巨額のおカネが不当にだまし取られている現状では、これくらいのことをやらないと防げないんですよね。
大事なのは、その人を信じることではないんです。
多くの振り込め詐欺で、
「穏やかで優しい口調だったので信じてしまった」
と被害者は言います。
なので、一旦は疑って、その人が名乗っている組織の電話番号をその人に聞かずに自分で調べ、自分で電話して確認する必要があります。
まあ、世知辛い世の中ですね。