非天マザー by B-CHAN

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モノを減らすことと環境と人間と利便性

スマートフォンがもたらすエコロジー


モノを減らすというのは実はとても重要なことなんじゃないかなと思っています。

iPhoneを持っていると気づくことが多いんですが、Appleは割とモノを減らす方向へ向かっている企業の一つなのかもしれないです。
以前書いた記事を読んでみてください。


出来るだけハードの実装を減らす(普通のケータイとiPhoneの思想の違い)


確かに増えているiPhoneユーザー


要するに機能は多いほうが便利なんですけど、同じ機能を実現するのに実装するハードウェアはできるだけ少ないほうがいいという話です。
Appleの最新のMacBookAirにはDVDなどの光学ドライブがありません。OSを再インストールするときはUSBメモリを使用します。
また同機にはハードディスクが内蔵されていなくて代わりにフラッシュメモリが使われています。
DVDなどの光学ドライブもハードディスクも、モーターで円盤を高速回転させて情報を読み取っています。
つまり内部で物理的に物体が可動しています。
いっぽうのUSBメモリなどのフラッシュメモリというのは電気的に情報を書き換えるだけで、可動部分がありません。
つまりモーターも回転する円盤も必要なく、それによって消費電力が大幅に削減され、速度も向上し、しかも振動にも強くなります。さらに可動しないので壊れにくいです。
でもDVDやブルーレイディスクが使えないと映画が見られない、なんて意見もありますが、それもAppleはAppleTVで解決しました。
つまりDVDなどの物理的な媒体(メディア)を使うのではなく、インターネットで動画をダウンロードするという方法を採ったわけです。
これで光学ドライブを実装していなくても映画が見られるだけではなく、わざわざ店まで出向く手間や時間も省けるわけです。
今後、もし、この方式が一般的になれば、世の中にあふれる何億枚ものDVDなどのメディアが無くなるわけで、資源消費の観点や物流トラックなどの排気ガスなどの観点など、環境面でもかなりの効果があります。
そういえば、ボク自身も、昔は、テレビ番組はテレビで見て、本は書店で買い、英語学習も基本的には書籍、辞書は電子辞書、地図やナビはそれぞれ地図帳や専用ナビ、写真はカメラで、ラジオ放送はラジオという機械で聴き、音楽はミニコンポなどの機器で聴き、ゲームはゲーム機を使い、メモはメモ帳、年賀状はハガキ、電話は電話機、と用途に応じて物理的にいろんなモノを揃えていました。
今はどうでしょうか。
テレビ番組はめったに見ませんが、見るときはノートパソコン、
本はiPhoneで読むようになり多数の本を持ち歩く負担もなくなり本の経年劣化も無くなりました。
英語学習もiPhoneで、辞書もiPhoneで、地図もナビもiPhoneで、写真や動画撮影もiPhoneで、ラジオもiPhoneで、音楽もiPhoneかノートパソコンで、ゲームもiPhoneで、メモもiPhoneで、年賀状もメールなどをiPhoneで、電話もiPhoneで、という感じです。
要するに昔はたくさんの工業製品や紙資源があふれかえる環境にあったわけですが、今ではほとんどそれらが必要なくなりました。
部屋の中からも多くのモノが消え、すごくシンプルな生活です。
環境面から見てもコスト面から見ても利便性から見ても大幅な改善です。
古いものから新しいものへ移行するときには必ず古いものへの懐古主義が生まれます。
そういった面は人それぞれですが、ボクは個人的にはモノに対する思い入れなど全くない人間です。
モノはしょせんは単なるモノです。
大切なのは環境であり人間であり利便性だと思っています。
だから古くて環境に悪くて不便で高いものはさっさと忘れ、改善されたものを積極的に使っていきたいと思っています。