iPhoneでも文字入力には工夫が
iPhoneで文字を文字を入力する時は青い色のカーソルが表示されます。
例えばWebブラウザであるSafariを起動して、どこかのページを表示してみてください。そしたら画面上のURL欄をタップ。URL欄が表示されていない人は画面を下にスワイプ(下に引き下げる)すると出てきます。
また編集モードでは、すでに表示されている文字を選択する事ができます。
さっきの画面でカーソルの下に「選択」「全選択」「ペースト」と表示されていますよね。
選択をタップすると選択する文字の範囲を調整する事ができます。文字が2つの青い印に挟まれますので、丸い印をドラッグして範囲を決めます。「全選択」をタップすると、カーソルがある部分の全部の文字(この事例ではURL全体)が選択されます。
「選択」「全選択」いずれかをタップすると、「カット」「コピー」「ペースト」という表示に切り替わります。この時、選択している文字は薄い水色で塗りつぶされます。「カット」をタップすれば選択された文字が切り取られて消えます。消えたと言ってもiPhoneは記憶してくれているので、また「ペースト」をタップすれば、その文字を貼り付ける事ができます。
「コピー」をタップすれば選択された文字を残したままiPhoneは記憶します。別の部分に「ペースト」すれば同じ文字を複写できるわけです。
さて、こういった文字の選択方法ですが、「選択」「全選択」しかないのかと言えばそんなことはありません。
例えば次の画面を見てください。iPhoneの「メモ」アプリです。3行の文章が表示されています。
「4行じゃないか!」
と思った人。よく見てください。1行目は単に画面の幅が足りなくなったので次の行にまたがっているだけで、この2つの行で1行ですね。
コンピューターの世界ではこれを段落(パラグラフ)という言い方をする事が多いですので覚えておいてください。
「新しいiPhoneは画面が大きくなると言う噂が流れています。」
という文は表示上は画面の幅が足りないので改行されていますが、実際にはこれで1段落です。
そして、
「本当と言えば本当と言う。」
で1段落。
「嘘と言えば嘘と言う。」
で1段落。
つまり、合計で3段落から成る文章だと言えます。
さて、話を戻しますが、こういった文章では、1つの段落を一発で選択することができます。
やり方は簡単。
例えば1つめの段落全体を選択したければ、1つめの段落を2本指でタップするだけです。こうなります。同じように2つめの段落を2本指でタップするとこうなります。1本指でタップしてから「選択」をタップして範囲を調整するよりもはるかに楽ですよね。ついでにもう一つ、2本指でタップしてそのまま指を離さずに長押ししてみてください。
すると2本の指に挟まれた文字が選択されます。選択したら、同じように、「カット」「コピー」などが利用できます。2つ以上の段落にまたがった範囲でも選択する事ができます。まあ、こちらの方法は、iPhoneの画面が小さいと言う事もあって一度で狙った文字を正確に選択する事は難しいですけどね。
たびたび書いている事ですが、iPhoneにはこんな風に長押しする事によって別の機能が使える事が多いです。
まだまだどこかに知らない機能が隠れているかもしれません。
ぜひ探してみてください。