非天マザー by B-CHAN

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東日本大震災から2ヶ月たって

経験を役に立てること


東日本大震災の被災者の人々の過酷な生活がまだまだ続いていると言う事を思いながら、一方で被災者と被災者以外のすべての人がこれからも生きるための事を考える必要があると思っています。
今回、たまたま被災者にならなかった人だって、明日大災害が来てどんな運命をたどるかはわかりません。
ボクはこうやってよく警告を発するタイプの人間ですが、それは人間がいくら祈ったところで自然の摂理は何も変わらないからです。
自然にとって、人間の行動なんて関係ありません。人間がどれだけ祈ろうが良い行いをしようが、自然は無関係に襲ってきます。
もし人間の祈りや行動によって変わると思っているのなら、それは自然に対する冒涜であり、亡くなった人に対する冒涜です。
一番大切なのは生き残る事です。だから、余計だと言われようが、大きなお世話だと言われようが、それが少しでも延命の助けになるのなら警告したいと思っています。
日本人は、阪神大震災で多くの建物の倒壊による大勢の人の死を経験し、東日本大震災で津波による大勢の人の死を経験しました。
これらの大災害はこれからも当然に起こる可能性があります。
だから、これらの災害の経験者は、この貴重な経験を活かしてほしいと思っています。
ボクは阪神大震災の被災者だと言う事を何度も言っています。
よく、
「被災者面するな!」
と批判する人もいますが、被災者面などしても誰にも何のメリットもありません。
大災害を経験し生き延びたんだから、それをできるだけ多くの人にアウトプットすべきだと思います。
ボクが関西から東京に引っ越してきたときに、東京の人たちの生活の中での防災意識の低さに驚きました。
友人たちにもよく、家具の転倒防止器具を付けろと口うるさく言っています。
嫌がられるほど言っています。
誰だって自分の家族や友人や周りの人たちが亡くなるのは悲しいです。
だから、嫌がられるかどうかよりも、その人の命が助かるかどうかが大事なはずです。
阪神大震災を直接経験して生き延びた人たち、東日本大震災を直接経験して生き延びた人たち、あなたたちの経験が、これから生きていく人たちに少しでも役に立つと思えるなら、どんどん経験を語り、貢献してください。
ほんの少しのアドバイスが人の生死を分けるのなら、遠慮せずに発信してほしいと思います。
最初にも書きました。
人間が楽観的に考えようが目を背けようが良い行いをしようが関係なく自然災害は襲ってきます。
それは明日かもしれないし、5分後かもしれません。
こんな書き方をすれば当然、不安をあおるという意味で不快な思いをする人もいるでしょう。
でも不快な思いができるのも生きていればこそです。
過剰でもいいじゃないですか。
足りなくて命を失うよりも、過剰でも生き延びるほうが大事なんですから。
自然災害そのものは防げなくても、あらかじめ備えておく事で命を失わずに済みます。
だから、生き延びた人たちは生き延びたという最大の幸運を今後の人生に活かし、たくさんの人に役立ててください。
よろしくお願いします。


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