麦茶ポットは爆発する
いや〜、消費者センターには意外と報告件数が多いという、麦茶ポット爆発事件をさっき経験してしまいました。
ごく普通のプラスチックの麦茶ポットで、フタはネジ式になっています。
やかんでお湯を沸かして、麦茶ポットに麦茶のパックを入れて熱湯を注ぎました。
麦茶ポットによっては熱湯を注ぐこと自体を禁じているタイプもありますが、写真のこれは、青い部分に、
「熱湯を注いだ場合は室温程度に冷めるまでフタをしないでください。」
と記載されていますので、熱湯を入れること自体は許容されています。
さて、熱湯を注いでそのままフタをしてしまうと内部の気圧が上がり破裂することはボクも知っていました。
ただしフタを完全に外して置いておくと、ポットにゴミやホコリが入るかもしれないのと、万が一倒してしまったときのことを考えて、フタを取り付けました。
もちろん密閉をせず、一歩手前の状態、つまり空気が自由に出入りできるようにしておき、内部気圧の上昇に備えたつもりでした。
密閉状態 |
少しフタを開けて置いた状態 |
その間、すぐそばのデスクで仕事がてら文章を書いていました。
2時間ほどたったころ、パキパキッという音が聞こえたので、ポットの方を振り向くと、次の瞬間、パーーン!となってポットが爆発し、中の麦茶が勢いよく飛び出しました。
キッチンは水浸しです。
2時間経っていたので熱湯では無かったのが幸いです。
冒頭に書いた消費者センターへの報告では熱湯でやけどをしたという事例も多いみたいです。
今回のボクの事例は、予備知識を持っていて、あらかじめ空気の出入り口を確保していたにも関わらず起こりました。
つまり、多少の通気口があっても、内部の圧力上昇はプラスチックを破壊してしまうほど強力だということです。
やっぱり冷めるまではフタは完全に開けておく必要がありそうです。
ずぶ濡れの部屋の後始末には苦労しているところですが、幸いにしてけがもやけども無かったので、危険な事例の周知と言うことで、この記事を書いています。
赤ちゃんや小さい子供がいる場所だと確実に危険だと思うので、参考にしてください。