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スマートフォン対応ノート その1. SHOT NOTE by KING JIM(キングジム)

キングジムのスマートフォン対応ノート


以前、iPhone用の手書きメモアプリをいろいろ紹介しましたね。
ここです。


iPhoneでスタイラスペンを使うなら、こう考え、手書きメモアプリを使うなら、こう考える。


最近は、SAMSUNGののGALAXY NOTEのような5インチ画面を持ったスマホも登場していますが、基本的にはスマホの画面は小さく、手書きの書き心地も紙と比べると悪いです。
書き心地は悪いですが、書いたメモはデータ化してクラウドに保管したり、テキストデータにして検索できるようにしたり、大きなメリットもあったりするわけです。
となると、もう一つの考え方として、紙に手書きでメモを行い、それをスマホに取り込んでデータ化するというアイディアも出てきます。
これがスマホ対応ノートです。
スマホに取り込むという一手間はかかりますが、書きやすさとデータ化という2つのメリットが得られるわけです。
スマホ対応ノートの先駆けと言えばキングジムのSHOT NOTE。
そして、それ以降、数社が発売しています。
今回は第1弾として、そのSHOT NOTEを紹介しましょう。
SHOT NOTEはいろんなサイズのノート(もしくはメモ帳)のラインナップを持っており、ホワイトボード版もあったりします。
ここに紹介されています。


SHOT NOTE - KING JIM


ノートの四隅にマーカー(印、記号)があり、それをスマホのアプリ内のカメラで撮影する事によって読み取り、正確な四角形に補正してくれます。
実際にやってみましょう。
今回は、メモパッドタイプのMsizeを用意しました。153.5mm×102mmのメモが70枚綴じられていて、一番上で切り離し可能です。


SHOT NOTE メモパッドタイプ


1枚1枚のメモは両面とも使用可能です。
表紙はつや消しで、なかなかシックな趣です。
表紙


ノートパソコンのキーボードに載せると、これくらいの大きさです。
サイズ


表紙を裏側へ折り返すと、こんなふうにストッパーがあり便利です。
ストッパー


さっそくメモ書きをして、撮影してみます。
おっと、スマホには専用アプリをインストールしてくださいね。無料です。
iPhone版とAndroid版がありますが、ここにはiPhone版のリンクを貼っておきます。


SHOT NOTE

SHOT NOTE

  • KING JIM CO.,LTD.
  • ユーティリティ
  • 無料


アプリを起動すると、左下にカメラマークがあるので、わかりやすいです。
タップすると撮影モードになります。
こんな感じで、ノートの四隅のマーカーをアプリの四隅の枠内にそれぞれ収めるようにして撮影します。
枠内に収まってさえいれば、ノートは多少傾いていても大丈夫です。
ただ、照明が暗いと読み取りに失敗するようですので、なるべく明るいところで行いましょう。
スキャン


処理中


無事に撮影が終わって処理が終わると次の様な画面になります。
上記の写真ではノートは傾いていますが、処理後はきちんと補正されてまっすぐな長方形になっているのがわかりますね。
編集


保存


メモの一番上のあたりを見てもらえばわかるように、数字の記入欄があります。
「No.」欄には適宜番号を、「DATE」欄には年月日を書き入れます。
数字はご覧のように、記入枠に合わせてデジタルっぽい文字で書く必要があります。
もし、デジタルっぽい文字では無く、普通の数字を書くと、次の様になります。
日付欄は空白に、番号欄は0000になっていますね。
その下の撮影日欄はあくまでも撮影日なので、スマホ内蔵のカレンダーの日付が記録されます。
日付


日付編集


逆に言えば、日付欄と撮影日は別々にすることも可能と言うことです。
次の様になります。
撮影日


撮影日編集


ちなみに、「タイトル」「タグ」「日付」「No.番号」は後からでも任意に変更できます。
このアプリにはOCR(手書き文字を文字として認識する機能)はありませんから、現状ではメモの内容を検索することもできません。
検索機能、並べ替え機能は、あくまでも「タイトル」「タグ」「日付」「No.番号」「撮影日」が対象になります。
検索


他には表示の「カラー表示」「二階調(白黒)表示」の切り替えや、明るさの変更ができます。
最後に、これが大事だと思いますが、他のサービスへの送信機能があります。
現時点では、Evetnote、Dropbox、Twitter、メール送信および、iPhoneのカメラロール内に保存できます。
各種機能


アプリで撮影しただけでは、データはスマホの中に保管されたままですから、EvernoteやDropboxなどのクラウドへの送信機能は必須でしょう。
できれば、撮影→保管→クラウド送信が自動的に行われるような設定があればもっと便利なんですけどね。
おまけとして、誰でもやりたくなることでしょうが、市販のノートに手作りのマーカーを書いてみて、取り込み可能か実験してみました。
結果は以下の通りです。
市販のノート


市販のノートをスキャン


エラー


やっぱり無理ですね。
定規を使って、マーカーをもっときちんと書けばもしかしたらうまく行くかも知れません。
が、そこまで手間をかけるなら公式ノートを買った方が早いので、まあ興味ある人だけやってみてください^_^;
まとめ。
正直、現状では、単に手書きのノートを撮影してまっすぐに補正してくれるだけのものにすぎません。
書いた文字を検索できない以上、あまり実用性はないと言えます。
いっぽうで、とりあえず手書きメモをスマホやクラウドに放り込めればよいという人には便利です。
ただ、それであれば、普通のノートやメモ帳をスマホのカメラで撮影しても大差ない(真正面から撮影すれば長方形補正も必要ない)ですので、悩ましいところです。
それでも、スマホってこんなこともできるんだー的自慢アプリにはなりうるので、話の種に持っておいてもよいと思います。
7Notes miniのようなすばらしい手書き文字認識ができるようになれば、圧倒的に使い勝手は上がると思います。


https://itunes.apple.com/jp/app/7notes-mini-j-for-iphone/id440446543?mt=8&uo=4&at=10lpb9


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