民間サービスが普及
以前は、インターネットでの連絡手段って、ほぼ、メールだけだったんですよ。
AさんにもBさんにもCさんにもメール。
一斉送信も可能ですし、BCCを使えば、お互いの存在を知らせずに済みます。
いまはどうでしょうか。
AさんはTwitter。
BさんはFacebook。
CさんはLINE。
Dさんはmixi。
Eさんはカカオトーク。
例えばFacebookでイベント開催通知を送っても届くのはBさんだけ。
メールとこれらのサービスの最大の違いってわかりますか?
それはこれらのサービスはあくまでも民間の一企業のサービスであって、他社のサービスとの間に壁があるということです。
だからこれら民間サービスでは、例えば、AさんBさんCさんに同時にメッセージは送れません。
メールは一企業のサービスではなく標準的なプロトコルなので、企業の垣根を超えて送受信できます。
Gmailで発信すれば、それはきちんと、ニフティのメール、ビッグローブのメール、Microsoftのメールなどに届きます。
ボクはTwitterもFacebookもmixiもアカウントを持っていますが、Facebookとmixiはほとんど見ないので、そちらで連絡が来ていても気づくのは1か月後とか半年後です。
人によって使っているサービスがバラバラで、しかもお互いに互換性が無いので、すべてのサービスを巡回しないといけなくなります。
Twitterを見て、Facebookを見て、LINEを見て、mixiを見て、カカオトークを見て。
正直、そんな時間はありませんし、仮に時間があったとしても、そんな無駄なことに時間を使うなら他に有意義な使い方はいくらでもあるわけです。
ボクも実際、あの5人はFacebookをやってるからFacebookで連絡して、こちらの3人はFacebookをやってないからメールで連絡して、それぞれ別々に出欠管理、という面倒くさい事態が発生しています。
メールならほぼ全員が持ってるので、全員がメールに統一すれば、非常に効率よく連絡できるんですよね。
まだまだ過渡期だと思いますが、いまは以前よりもとにかく不便になってるなあ、そんな感想です。
以前にも似たようなことを書いたんですが、それだけ面倒くさいってことです、今のネットって。
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