財産を増やすには利益が必要
みなさん、こんにちは!
今日はバレンタインデーですね!
ボクには無縁ですが、世間ではどうなんでしょうか?
ボクの住む東京では歴史的大雪で、それどころでは無い感じがしますが……。
さて、話は変わりますが、今回は、財産を増やす方法について書きます。
当たり前の内容なのに実行している人は少ないという話です。
個人や家庭、あるいは企業でも同じですが、財産を増やすためには利益が必要です。
ここで言う利益というのは、収入から支出を引いた金額のことです。
例えば、あなたが1年間働いて、収入が300万円だったのに支出が400万円だったら、損失が100万円ですね。
この場合、1年間働いた結果、財産は減ってしまいます。
収入が300万円だったら、支出は300万円未満に抑えないと財産は増えませんね。
収入が300万円で支出が250万円なら利益は50万円です。
つまり、あなたの財産は50万円増えます。
当たり前ですね。
厳密な会計用語とは異なりますが、ここでは、
収入 - 支出 = 利益 ……A
だと思ってください。
財産をたくさん増やすには、この利益を大きくする必要がありますね。
これは個人でも企業でも同じです。
財産を増やす2つの方法
では、財産を増やすため、つまり利益をなるべく大きくするためにはどうすれば良いでしょうか?
上記のAの式を見れば明らかですが、利益を大きくするには2つの方法があります。
利益を増やすには | →収入を増やす |
→支出を減らす |
(↑こういうのをロジックツリーと呼びます。知りたい人はフレームワークについて書かれたビジネス書を読んでみてください。)
ここまではわかりますよね?
支出を減らす影響
日本では1991年のバブル経済崩壊以降、現在に至るまで、基本的にずっと景気が悪いです。
数字の上では途中で回復したりもしていますが、庶民の生活的にはずっと景気が悪いです。
生活を成り立たせるためには、上記で言う利益を増やさないといけないんですが、景気が悪い中で多くの人が考えるのが、
支出を減らす
という方法です。
収入が増えないのだから支出を減らすしか無いんですよね。
今まで180円の食パンを買っていた人が130円の食パンに切り替える。
3000円で髪を切っていた人が1000円カットに切り替える。
200万円の自動車を買っていた人が100万円の軽自動車に切り替える。
1000円でランチを食べていたサラリーマンが500円のランチに切り替える。
一部の富裕層を除いて、多くの人はこういう行動に走りました。
ここで考える必要があるのは、経済は循環しているということです。
例えば、今まで180円の食パンを買っていた人が130円の食パンに切り替えたとします。
つまり食パンの販売側に入るオカネは180円から130円に減ります。
金額が減ったからといって、食パンを小さくするわけにはいきません。
原材料の小麦などはほぼ輸入に頼っているので値切ることは難しいです。
またパン工場などの設備もすでにでき上がっているので、コストカットはできないです。
すると、パンの販売者としては130円のパンでも経営を成り立たせるためには、人件費を減らすくらいしか方法がありません。
つまり給料カットですね。
パン会社の従業員の給料が減ると、その人たちもまた、買い物の金額を減らします。
こうやって世の中はつながって、みんなの給料が減っていきます。
人々が利益を確保するために支出を減らすと、めぐりめぐって収入も減ることになるのです。
収入が減ると、さらに支出を減らす必要が出てきて買い物額を減らすので、めぐりめぐって、またまた収入が減ります。
つまり支出を減らしても全然利益は増えません。
わかるでしょうか?
景気が悪いから、支出を減らすと、ますます景気が悪くなって、人々の首を絞める。
こういう現象が起こるわけです。
逆に言えば、人々が支出を増やせば増やすほど、めぐりめぐって人々の収入が増え、収入が増えた分、さらに支出を増やせば、ますます収入は増えます。
これも当たり前のことなんですね。
ここまでは経済学の常識で、これまでの歴史の中で確立されてきた揺るがない理論であり、実際にそうなっています。
インターネットのチカラ
切り詰めれば切り詰めるほど自分の首を締めるのに、なぜ人々は、その道を選んでしまうのか。
これまでは人々に知識が無かったからだと思います。
つまり、経済学でどんな立派な理論が存在しても、それを知るのは、経済学を学んだ人間だけです。
知っている人が100人いても知らない人が1000万人いれば、当然、後者のチカラが勝ちます。
これまでの経済学は、人々の間にそういう情報格差が存在することが前提でした。
情報の非対称性を利用して儲ける人がいたり損する人がいたりします。
でも今はインターネットが一般に普及しました。
Twitterのリツイートなどで、一瞬で多くの人に情報が拡散します。
つまり、これまでの経済学の前提であった情報の格差は、ずっと少なくなるわけです。
すると人々の消費行動にも影響を与える気がするんですね。
全員が影響を受けることは無いと思いますが、それでも少なからぬ人々が消費行動を変える可能性があります。
今まで支出を減らしていた人が、それをやめれば、それだけでも景気にプラスになります。
収入を増やす
ただし支出を減らしただけでは、ただちに利益の増加につながりません。
景気の向上に時間がかかるからです。
そのために、利益を増やすもう一つの方法である、収入を増やす、ということを意識してほしいと思います。
企業への忠誠心が強く、その企業が副業を禁止しているのなら、その人は仕方が無いですが、そういう人は減っていると思います。
ボクの周りにも、複数の仕事をしている人は少なからずいます。
また副業禁止でも、株を売買することまでは禁止できないはずです。
今はネットが発達したおかげで、多くの資金を用意しなくても、小さなビジネスを始めることができます。
ブックオフで100円で買ってきた本をネットのオークションで500円で売れば、400円の利益であり、それもビジネスです。
収入が増えないから支出を減らす、という今までの固定概念を捨てる人が増え、いろんな人が小さなビジネスを始めれば、それは景気にプラスの影響を与えます。
何もしなければ絶対に収入は増えませんし、勤務先の給料が増えるのを期待するだけでは他力本願です。
ボクも景気が良くなって、みんなの財産が増えることを願っている人間なので、こういう考え方を一人でも多くの人が読んでくれるように、こんな記事を書き、Twitterで拡散させるわけです。
日本では毎年、2000人もの餓死者がいます。
これを一人でも減らしたい。
そのためにも景気が良くなることが必要です。
家でテレビを見たりダラダラ過ごしている時間を、新しい有意義な行動の時間にしてみませんか?