自動車の運転免許
クルマを運転するためには運転免許を取得する必要があります。
なので、全員が、試験に合格する必要があります。
合格するためには、そのための知識と技術を身に付ける必要があります。
クルマを運転する人が交通違反を起こした場合、それを合理的に責めるコトができます。
なぜなら、全員が、知識を持っているハズだからです。
ところが、自転車の場合は、そうは行かないんですよ。
自転車の知識
自転車の場合は、運転免許は不要です。
なので、自転車を運転する全員が、道路交通法を知っているとは限らないわけですね。
例えば、大阪の超高層ビルである、あべのハルカスは何階建てか、知っていますか?
もちろん、知っている人も知らない人もいるでしょう。
それは、あべのハルカスの階数を学ぶコトは義務付けられていないからですね。
だから、たまたま知っている人も知らない人もいるわけです。
自動車の場合は、たまたま知らないのは通用しません。
全員が免許を義務付けられていますから。
でも、自転車は無免許。
つまり、たまたま交通ルールを知っている人もいれば、知らない人もいます。
どちらも、自転車運転は可能です。
こんなカオスな、そしてあいまいな状態がいまの日本です。
自転車が原則として歩道を走ってはいけないコトを知っているかどうかは、たまたまなのです。
危険ですよね。
でも、それは制度が悪いからです。
知らないコトを責めるコトはできません。
なので、日本では、義務教育の中に、自転車の交通ルールを教える時間を入れるべきだと思うんですよね。